公約実現のために必死になるのは悪いことなの?
最近の国民民主党の103万→178万の減税実現のためになりふり構わない姿勢が一部から批判されているようだ。
私には全く分からない。トリガーで痛い目にあったから強めの交渉や発信をするのは至極当たり前だ。
①宙吊り国会になっており要求を飲ませることが出来る環境
交渉の現場でもあのような振る舞いをするのが良いかは別にして、外で強めに振る舞うのはカードとして使える。
交渉の現場でウチの〇〇が納得しないから飲めないと言うことが出来るのは強いのだ。
要は交渉担当者が他人のせいにして強い要求を突きつけられるのは交渉担当者としてやり易くなる。
与党が過半数割れになっており、コチラが無駄に折れる必要が無い状況において、玉木さん、榛葉さんが敢えて強めに出るのは当たり前のことであり、私はもっと暴れるような人がいてほしいと思うくらいだ。
②実現可能な要求
今回の103万円の話、無茶苦茶な話をしている訳ではない。取りすぎた税金を返せと言っているに過ぎない。詳しい詳細は玉木ちゃんねるを見て頂きたいが、予想より入って来た税金、使われなかった税金を当てれば十分に回収出来る。
また、経済成長をしていく中では税収は伸びるわけで、周りを見渡しても基本的は伸びる。
であれば、8兆円を国民に返して何の問題があるかが分からない。
③過去にやって来た減税
日本が当たり前に経済成長をしていた30年前には当たり前にして来たわけだ。何故、過去が出来て、今は出来ないのかがさっぱり分からない。
④他国では当たり前にやっている減税
他国では当たり前にやられている減税措置であり、日本だけやらない理由も不明だ。あれだけ海外では!と宣う出羽守もこの減税に反対をしており、私からしたら意味不明な状態だ。
⑤生存権
現在、国民民主党が減税を求めている基礎控除。
これは1947年に「納税者本人や配偶者・扶養親族の生活維持のため最低限の収入を守る」という趣旨の元、開始された制度。
つまり基礎控除額は、生活が出来る金額で無いといけない。現在の103万。これで1年間生活出来ますか?月、8.5万円しか無いわけで出来るわけない。
178万にすると、14.8万で、まあ切り詰めたらギリギリやれるなという額になる。
制度の本来の趣旨の当たり前の要求を国民民主党がしているに過ぎない。
⑥公約を大事にする
そもそも論として、国民民主党は103万を178万にすることを公約の全面に出して選挙を戦って来たわけだ。それを何とか実現させるようとするのが悪いことだとは全く思えない。実現できる政治環境にある中であのように振る舞うのは当たり前で、実現のために何でもやるのは普通のこと。
今まで他の政党もそうだが、公約は選挙のツールでしか無かった。
そのような中で実現のために必死こいている政党に、振る舞いが悪いだの、要求ばかりしてるだの言っている方がおかしな話だ。公約はどうでも良いから美しく振る舞え、行儀良くしろって、何なんだという話だ。美しく振る舞えば公約は実現しますか?行儀良くしたら公約は実現しますか?
私はそう思いません。色んなことをすべきだと思います。
というわけで、なんか意味が分からないことをぐちゃぐちゃ言われていると聞いて、めちゃくちゃ腹が立ったので、書いた。
減税原理主義者に乗せられてるという心配も聞くけど、減税派の運動のやり方は正しいと思う。
過激だと言われるかもしれないが、今回に関しては至極当たり前のことを言ってる。
逆に言えばあの程度で過激じゃないよ。彼ら彼女らは暴力を使って無い。言論でやってるわけで文句があるなら言論で反論すれば良い。繰り返すが今回に関しては彼らの方が明らかに筋も論理も私は正しいと思うし、状況的にも振る舞いすら正しい。逆にそれに反対してる方々は筋も論理も私からは間違って見える。また、振る舞いが行儀が悪い的な批判は、私からは状況からは単なる軟弱、弱腰の悪い意味での妥協の腰抜けにしか見えないし、公約実現が出来なくなるやり方にしか見えない。
というわけで、以前のトリガー政局の時は、国民民主党はやれるだけの力が無いから補助金になった責任を国民民主党にするな!と減税派にブチギレていた私がバリバリの減税派シンパになった報告にもなったかな?