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アフリカのブルキナファソから来た Jelly, Griotの兄弟、アミドゥ、ヤクバと わたしのお話。

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Jelly, Griotとの日々をつづる

アフリカのブルキナファソから来た Jelly, Griotの兄弟、アミドゥ、ヤクバと わたしのお話。 Jelly, Griotというのは、 主に西アフリカで 神話や歴史や、物語を歌と楽器で 代々語り継いできた一族。 昔はJellyだけが王の前で 演奏することを許されていたそう。 王の国民へのことばを歌と演奏で伝えたり 国と国の間で歌で交渉をしたり メディアや外交官の役割をしていた。 今、現代もつづいているお仕事としては 夫婦げんかの仲裁や 体やこころを痛めている人

    • グリオの家族愛

      ヤクバの、お兄ちゃん(アミドゥ)への愛がとにかくすごい。 最初は、カップラーメンを買ってこい、お茶を入れてこい、これをやれ、あれをやれと、兄の言いつけには全部従わなければいけない文化なんだなあ、韓国の軍隊みたいだなあ、大変だなあと思っていたし、まわりの韓国人も二人の表面的な言動だけを見て、最初の私のように誤解する人も多いようだ。 チームのみんなで1泊の合宿に行った日の朝。ヤクバがスニーカーを磨いていた。そういえば、二人の靴はいつもピカピカだ。こうして毎日靴を磨いていたんだ

      • 祈りで作る、バラフォン

         すべての音楽のルーツはアフリカにあると言われている。バラフォンというのは西アフリカの木琴のような伝統楽器で、これをもとにヨーロッパの人たちがピアノを作ったとアミドゥは言う。  バラフォンは「祈りの木」という木からできている。祈りの木は一種類しかなく、その木がなければバラフォンを作ることができない。グリオたちは、その木がどこに生えているかを知っている。  演奏時にスティックを叩いて音を出す、祈りの木で作られた音の板がピアノの鍵盤のように並び、その下には、口を切られたひょう

        • バラフォンと「つながる」

          アミドゥ、ヤクバは 幼い頃から楽器に触れてきた。 グリオの伝統を守るために、彼らのお父さんは、子供たちを学校に行かせなかった。学校で勉強をすれば、若者は都市に出て働きたくなる。それを恐れたのだという。 ジャンベ、バラフォン、ンゴニ、トーキングドラム、カリバス、笛(?) 西アフリカで使われる伝統楽器を自由に使いこなす。 その中でもメイン楽器はバラフォン。 バラフォニストとして世界的にもその評価は高く、各コンペティションでも彼の率いるチームは優秀な成績を納めている。

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        • グリオのおはなし -in Korea-
          2本