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とおたん(お父さん)が子どもからもらったもの 29



「お友達」

息子はお友達が大好きだ。
周りの子どもが走り出したら一緒に走ったり、踊っていたり、歌っていたらそれの真似をする。

誰かが泣いていたら、泣き真似をする。

それに限ってはむしろ一緒に遊んでいるのではなく、こちらから言わせれば、からかっている感覚だ。笑

“えーん、えーん。ははは”
と笑っているから、「頼むからからかわないで~」と思うこともしばしば。

でも本人はさぞ嬉しそうに、友達と遊んでいる感覚でいる。
まぁそれでいいのだが。

「子どもらしい」と言えば子どもらしい。

子どもらしいの定義は正直自分でもわからないが。笑


昨日、昼から仕事だったので、息子と公園に出かけた。

始めは私たちだけであったが、お母さんと3歳の子どもがきて、おもちゃを使いながらなんとなく一緒に遊ぶ。
その後、1歳5か月の子どもがきて、おもちゃの取り合いをしてから、二人で手をつないでお砂場に歩いていった。
その後、もう一人同じく1歳5か月の女の子がきて、一緒に葉っぱを触って遊んで、その子が行く方向に同じように向かって歩いていた。


面白いですね。

会った瞬間友達で、すぐに打ち解ける?というか、すぐに遊んでいる。

大人になると、この人って接して大丈夫な人かな。
どんな人だろう。。。

と先に疑いがたくさん入る気がする。

なんとなく怪しいなぁとか思ってしまう。


でも本来の人間関係ってそうではなくて、むしろたくさんの人たちと仲良くなって、分け隔てなく過ごしていくものだと思う。

ラテンの国に居た時にそれを強く感じた。

向こうの国では、あった瞬間友達で、一瞬で打ち解けることができる。

疑いがないからだ。
疑うことをしない。


それが一番大切なことだと思う。


子どもを見て、改めてラテンの国にいることを思い出した。

あの時は出会いに飢えていた。
いろんな人と会話がしたい。
いろんな人の考えを知りたいと思っていた。

今ではどうだろう。
少しその気持ちが、足りなくなっている気がする。


友達の数も絞られてきて(絞られるというか、必然的に多くの人と連絡をとらなくなった)、新しく出会う数も少なくなってきた。

大人になるとはそういうことなのかな。
大人だから自分の足を使って、もっと多くの世界をみるべきだ。


人生を面白くするために、自分から歩んでいこう!

我が息子のように。

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