週1エッセイ 〜国分寺散歩 心も体も身軽にいこう〜
休みだけど行きたいところがない。思い付かない。
久しぶりに目的地を決めずにふらふらと散歩することにした。
雨上がりのじめじめした空気。散歩には向いていない。
寒いかと思って長袖を着てきたのだが、気持ち悪い。
まぁマイナスなことばかり考えていても仕方がないので、いい感じの風景を見つけては写真を撮り、歩いた。
ここには撮った写真を全て載せて、今回の散歩の記録とする。
ぶんじ寮の近くには緑がたくさん。
捨てられているのか、木を屋根代わりに使っているのか。
一応、空き家っぽい建物は家の近くにポツポツとある。何かできないかな。
建物に囲まれていたかと思えば、畑が現れて急に視界が晴れる。
柑橘系を育てている家が多くある。たくさんなりすぎて自分の家だけでは消費しきれないはず。自由にもぎ取ったりできるようになればいいな。何か別の形でお返ししたり。
最高の見ためをしたおにぎりを食べながら歩く。いい感じのランチを探しながら散歩する予定だったけど、食べ歩きになりそうな予感。
この辺は飲食店も多いから、1食ドカンと食べてしまおうか、ちまちま食べ歩きしようか迷う。
結局、1食しっかり食べることはせずにちまちま食べ歩きすることにした。
おにぎりの次はメンチカツ。
国分寺駅北口を出て真っ直ぐ進んだ通り。飲食店や美容室、古本屋などが立ち並ぶ。
急に少し広めの土地が現れたかと思えばその入り口にしっかりとした門があった。気になる。
子綺麗に整った住宅街が登場。気になって歩いてみる。
ファインコート国分寺という名前らしい。ほとんどの家の入り口にこの表示が付けられていた。
広々とした畑だ。
農作業を体験できるみたい。「農」というものがもっと生活に近くなればいいな。家で農作物を育てたり、スーパーではなく直売所で野菜を買ったり、畑の風景を楽しんだり。
国分寺市を抜けて小平市に入っていた。
まぁ目的地を決めていないからそのまま突き進む。
こんな感じの建物が立ち並ぶ。看板建築っていうの?
写真には映っていないが車は結構通る。
さっきはメンチカツを食べたので次はコロッケにした。
店主のおじいさんは素手で肉を切っていた。その手でそのまま袋を触っていたので若干心配だが気にしないでおこう。むしろ作業中にごめんなさい。
久しぶりに歩いて踏切を渡る。
車では頻繁に渡っているが、歩いて渡るのは久々。つい写真を撮ってしまった。
シンプルな本屋さん。存在しているだけで価値がある。書店は文化だ。
室外機か何かだろうか。なぜ車輪がついているのだろう。
商店街から外れれば閑静な住宅街。正面の建物は放送大学。
一橋大学の小平国際キャンパスとかって書いてあったかな。
さっき横目に通り過ぎた玉川上水横の緑道に戻ってきた。
朝までの雨でぐしょぐしょだったのですぐ脇道に出た。
Mr.マイクマンと書いてあったかな。なぜこんなところに。
住宅街を抜けると、空が広く見える。やっぱり建物に囲まれていると圧迫感があるな。
警察官とすれ違ったこの小道。近道なのだろうか。
じめじめして思ったより暑い。携帯で天気アプリを見ると26℃だった。あの感じの空気で26℃はいかにも日本っぽい。
畑に植わっている野菜たちを横目にアイスを食べる。
月末にオープンするらしいディスカウントストア。まちを歩いているとこういう情報に出会うことができる。
この時点で3時間くらい経過。ずっと歩き続けているので疲れてきたし、じめじめした暑さで気持ち悪いし、秘密兵器を使う。
ダイチャリで国分寺駅近くのコンビニまでワープ。
いい雰囲気の竹林。国分寺には意外と多くある。筍は育ち放題。
夕方4時前、家に着いた。
合計3時間半ほど散歩していた。知っていた道も初めて歩いた道も、通っている店も、初めて行く道も。いろんな発見があった散歩。
気になっている空き家らしき建物も確認できたし、いい時間だった。
目的地を決めずに、荷物も少なめに、深い考えごともせずに。
心も体もうんと身軽に。