《紫蘇》

【学名】
Perilla frutescens Britton var.crispa w.Decaisne(Labiatae)

Perilla…東インドでシソを意味するヒンディー語に由来か、pera(袋)というラテン語に由来か。シソの袋状の果実の形状を指すとも言われている。
frutescens…低木の、灌木の
crispa…縮れた、シワの寄った

【分類】
シソ科シソ属

【和名】
シソ

【漢名】
紫蘇葉、蘇葉

【原産】
中国

【使用部位】
葉、枝先

【五味】

【五性】

【五臓】
肺、脾

【作用】
.気を巡らせ、血を和らげる
.主な薬効としては、抗菌
.初期の感冒
.胃腸の不調

【注意点…ご使用を控える】
気や体力が消耗している時
(気を発散させる作用があるため)

【その他】
薬膳茶などで使用するのは、『赤紫蘇』
漢方では、香蘇散、茯苓飲合半夏厚朴湯に使用される。

中国後漢の名医「華佗」が、蟹による食中毒で死にかけた若者を紫色の煎じ薬で回復させたとの逸話がある。
また、屠蘇の処方を作ったともされている。

紫蘇の成熟した果実を「紫蘇子(シソシ)」と言い、咳、喘息などの治療や刺身のツマ、七味唐辛子、ふりかけにも使われる。

葉の両面が、紫で香りも強くシワがある物が良品であるとされている。
新鮮なものが良いという「ハ新」の1つ。

【参考資料】
.生薬単
.一般社団法人 薬膳コンシェルジュ協会


画像では、赤紫蘇が伝わりづらくてスミマセン❗️

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