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一度に食べたら冷えるいちごでも冷え性さんも安心のいちごの薬膳サラダ

毎年ふるさと納税でフルーツを頼んでいます。
ほぼ同じ自治体に納税しているので、同じ頃に同じフルーツが届くのがありがたいですね。

けど、嬉しくても一度に大量に届くと困るものもあります。

その一つがいちご。
4パック届く贅沢(⌒∇⌒)なのですが、届いてから数日以内に食べないと傷んで来るからです。

そして、いちごは薬膳では体を冷やす性質。
気温が下がっている時に毎日毎日食べ続けると、う~さむッ( ̄▽ ̄;)となってしまうのです。

暖かくなるまで数日待っていたら、せっかくの美味しい時期を逃してしまう。
それなら、いちごの冷やす性質をなかったことにして(プラスマイナスゼロにして)食べたら良いのです。

ひな祭りや女の子のお誕生日にも作って欲しいビタミンカラーのいちごサラダのご紹介です。

【かぶといちごのカプレーゼ風サラダ】

トマトの代わりにいちご、モッツァレラチーズの代わりに・・・

材料(1人分)/カブ中くらいのもの1個、いちご中くらいのもの3~4個、塩麴適宜、湯がいたスナップエンドウ少々 (ドレッシング:はちみつ、酢、胡椒、EXオリーブオイル)

作り方/
1.葉を落とし半分に切った蕪は皮を剥いて3ミリ厚さに切ったらビニル袋に入れて塩麴をまぶして15分程度置く。
2.イチゴは洗ってへたを取ったら、蕪と同じく3ミリ厚さに切る。
3.ドレッシング用にはちみつ、酢、胡椒、EXオリーブオイルを混ぜておく
4.1.の蕪と切ったイチゴを一つ置きに並べる。3.のドレッシングをかけて完成。

消化を助けて冷やしたくない時にカブが出番

カブは大根同様、消化を助ける野菜です。

大根との違いは、生の大根がカラダを冷やすのに対して、カブは温めるという違いがあるのです。

なので、消化を促したいけれど冷やしたくない時はカブの出番。

春は何かと頭や顔に不快な症状が出がちですよね?

花粉症の目のかゆみやくしゃみ、鼻水もそうだし、頭痛が出やすかったりふわ~っとめまいがしたり。これは「気」が上に上がるから。

そんな「気」を下におろすのが大根やカブ。
気温が低い日、冷え性さんだけど下に降ろす効果(お通じを促すのも)が必要な時は、大根おろしではなくカブおろしにしてみるのがおすすめです。

春に摂りたい甘酸っぱい味は「肝」のケアに

酸味は引き締める効果があると言われます。
春はカラダがデトックスを始める季節。

引き締めたら、毛穴が閉じてデトックスができませんよね?
なので甘酸っぱい味にするのがテクニック。

すし酢や甘酢和えのように。
ここではいちごの甘酸っぱさを使いました。

春と対応する五臓の「肝」にアプローチします。
「肝」はストレスに弱い臓器。

今の時期、ぜひいちごを!どんどん食べましょうと言いたいところですが、
最初にお伝えしたようにいちごは体を冷やす性質なのです。

そのためカブと合わせることでイチゴの冷やす性質が緩和されます。

その上塩麴でさらに温め効果がプラス。発酵食品は温める性質と考えるのです。

ドレッシングに使ったお酢も発酵食品なので、温める性質になります。

これだけ使えばいちごの冷やす性質はかなりマシになったはず。

バジル役のスナップエンドウの役割


本当のカプレーゼサラダは、トマト=赤、モッツァレラチーズ=白、バジルの葉=緑でイタリア国旗のカラーです。

ここではバジルの代わりにさや付きのスナップエンドウを使いました。

スナップエンドウは、エンドウ豆のお腹を強くしたりエネルギーを補充する働きに加え、緑の濃い野菜の効能もあるので、これも「肝」に働きかけます。

春に必要な味、甘酸っぱい味のいちご。
血を作ると言われるベリー類のいちご(ストロベリーですから)の冷やす性質をなかったことにするサラダですが、プラス効果で更に肝を意識した薬膳サラダにしました。

一品の中でなかったことにしながらしっかり春に弱りやすい「肝」へのアプローチをしています。

ひな祭り、ご卒業、ご入学などのお祝いにぜひ作ってくださいね。

【関連記事】

こちらの記事で漬物の種類の違いを薬膳ではどう考えるかにも触れていますので、(動画もあり)ご参考にしてくださいね。

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