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薬膳に興味を持たれて、少し学び始めると漢方薬の原料にも使われている生薬系(植物の根や葉、茎や実など)の薬膳食材を使ってみたくなります。

薬膳講座に通って下さる方には、少しずつお伝えしていますが、最初から生薬系の食材はおすすめしていないのです。

それは、普段食べているスーパーで買える食材にも性質や効能があることをまず知って、それを、天候や自分の体調に合わせて自由に使えるようになって欲しいからです。

使えるようになった頃から補助として、生薬系の薬膳食材をご紹介しています。

そんな薬膳食材の中で、これだけはそろえておくと良いというものは人それぞれなので本来はここで誰にでも合うものはコレです!!と言うのは躊躇する部分です。

ですが、エイジングケアの視点と日本人の体質的に持っていると良いものをピックアップします。

エイジングケアのために持っていると良い薬膳食材

なつめ
タイやマレーシアなどの温かい国では生でも食べられているフルーツです。

私もタイでフレッシュなものを買って食べましたが、食感はまさにりんご。
日本人女性に不足しがちな血とパワーをアップさせる効能を持ち、脾の果と呼ばれるように胃腸機能をアップさせます。

日本では、ドライフルーツの状態で購入するのが一般的で、お茶の中に入れて飲んだり、甘辛く味付けをする煮物に入れて砂糖を減らしつつ血を増やしたりパワーアップを狙う時にも使います。

そのまま食べても美味しいので、気に入って食べ過ぎてしまう人がいますが
周りの皮が硬いのでよく噛まないとお腹が緩くなることがあります。

掌のなつめ

クコの実
なつめ同様に血とパワーをアップさせる効能を持ちます。
アンチエイジング食材のゴジベリーとして欧米でも注目の赤い実です。

日本では杏仁豆腐の上の飾りとして知られていますが、体を潤わせる効能が高いのでまさに更年期世代の潤い不足の人はぜひ食べて欲しい食材です。

食べ方は、そのまま食べるかなつめ同様にお茶の中に入れてふやかしてそのまま食べたり、甘辛い煮物に一緒に入れたりして使います。

食べる目薬と言われ眼精疲労や目の渇きによいので、同じように食べる目薬のにんじんと一緒に炒めたり、菊花茶に入れて飲むのも効果的です。

クコの実画像

黒きくらげ
海に居るクラゲではなくきのこです。
血に関係する様々な症状に効果がある食材です。

アンチエイジングの要である五臓の腎の色、黒い食材で血を増やし血めぐり改善に良いと言われるので、薬膳を始めてから中華でしか食べないのではなくハンバーグでも肉団子でも入れるようになりました。

血管壁を強くすると言われるので、点滴で内出血しやすい時も予防になると考えられています。


白きくらげ
黒きくらげに対して、白きくらげは潤わせるのが得意です。

黒きくらげを作っている時に突然変異でできたものとか。

アラフィフ世代の乾燥しがちなお肌、カラ咳の予防に良いと言われていますが、ツバメの巣と同じくらいのコラーゲンを含むようです。

白きくらげコンポート

食物繊維、カリウムは黒きくらげより含有量が多いので目的に合わせて黒きくらげ、白きくらげの両方を食べるようにしています。

白きくらげは、コトコト2時間以上煮るとトロトロになるので、デザートにしたりポタージュ、クリームパスタのとろみつけに使ったりもできます。

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サンザシ
赤い姫リンゴのような実の山査子(サンザシ)は肉類や脂肪の多い食品の消化を促して、胃もたれや消化不良を解消します。

中国では、子供のお菓子にもなっていて消化機能が大人より未熟な子供の胃腸ケアのためにポピュラーです。

甘酸っぱい味なのでそのまま食べるのは食べにくいのですが、酸味のあるドレッシングとして使ったりスイーツのソースなどにも使えます。

甘酸っぱい味が好きな女性はなつめやクコの実と一緒にお茶に入れると美味しいです。

血めぐり改善にも効果があると言われるので、なつめ、クコの実、サンザシを入れたお茶はエイジングケアだけでなく女性のおすすめなお茶になりますね。

おすすめの薬膳食材をまとめた記事があります。
関連記事からお読みください。

最初からあれもこれもといろいろ買うより、ここにあげた商品を使い慣れて体調の変化を感じてください。その後でまた買い足していくと良いですよ。

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