
更年期世代にオイスターソースをお勧めする理由
先日、あるSNSを眺めていたらお子さんの学校の調理実習を家でやらなければならず、その材料にオイスターソースが必要で、常備していないから買いに行ったというものがありました。

そこにあったコメントの中に、他にもオイスターソースを常備していないという方がいらっしゃり、また、中華を作るための調味料と思われている方もいらっしゃるようなのですが、更年期世代以降の女性には是非使って欲しいのでその理由をまとめました。
簡単に本格的な味になる
オイスターソースは中国広東省やマカオなどを発祥とする中華調味料の一つです。
ウィキペディアによると、現在一般に市販されているオイスターソースは生ガキを煮てその煮汁を抽出したものに、砂糖、塩などを加えてデンプンでとろみをつけたものが主流です。
本来は生がきを塩漬けにすることで発酵熟成してできる調味料である[3]。市販品は生がきから煮汁を抽出し、砂糖、塩、でん粉、酸味料等を加えて調味した製品である[3]。メーカーによって、風味や粘度にかなりの違いがある。
独特の風味とアミノ酸、核酸のうま味、コク味を持ち、広東料理をはじめとする中華料理に広く用いられる。
牡蠣の旨みが詰まっているので、家庭でチンジャオロースや焼きそばなどを作る際やたとえ野菜炒めでも本格的な味に仕上がるというメリットがあります。
牡蠣の効能をまとめて摂れる
何と言ってもオイスターソースの原料は牡蠣。
牡蠣は、薬膳では更年期頃から減って来る女性の潤いを補う食材の代表です。

潤いの中には体の構成要素の一つ「血(けつ)」も含みます。
そう、牡蠣は潤いと血(けつ)の両方を補うことができるのです。
中医学の考え方では、血(けつ)が十分あると体の健康を保てるだけでなくメンタルの安定にも影響すると言います。
そこで、牡蠣には生理前から生理中、妊娠中や産後などのメンタルが不安定になりがちな女性特有の症状にも効果があるとされています。
特に更年期頃からは、体の陰陽バランスが崩れることで、一部分だけ暑くなったり火照る人もいます。
これは、中医学では陰のパワー不足の「陰虚」と言います。
陰である潤いと血(血)不足から相対的に陽のパワーが強くなってしまったことで起こると考えられていて、ホットフラッシュや夕方からの微熱感、手足だけが暑くて布団から出していないと眠れないなどが陰虚の症状とされています。

減ってしまった陰のパワーを補うには、海(陰の性質)から獲れる魚介類やエビやイカ、タコなどを食べると良いとされていますが、まさに牡蠣もそのひとつ。

牡蠣のシーズン以外でもオイスターソースはある
牡蠣のシーズンは一般的に冬。
よく牡蠣が美味しいのは英語の月名でR(アール)が付く月と言います。
4月のAprilまではRが付きますが5月のMayには付きません。
実際に牡蠣の水揚げが多いのは10月から4月頃までで、寒い時ほど旨みも詰まっていておいしくなります。
寒い時期が旬なのは真ガキで夏が旬なのは岩ガキ。
真ガキは広島県が有名ですがほとんどが養殖で漁獲高が多いのに対し、岩ガキは天然物が多いため流通量は断然真ガキが多く、それで牡蠣はRの付く月に!と言われるのでしょう。
生の牡蠣が手に入らない時期でも、牡蠣の濃縮エキスであるオイスターソースは手に入ります。
少しずつ様々な料理に使うことで、不足しがちな陰のパワーを常に補うことができるという訳です。
牡蠣が苦手な人でも牡蠣のエキスを摂ることができる
ホットフラッシュや火照りがあっても、牡蠣が苦手な人がいます。
そんな人にはオイスターソースをお勧めしています。
牡蠣自体が食べられなくても、オイスターソースを使えば牡蠣のエキスを摂ることができますから。
オイスターソースはどんな料理に使う?
うちは本格中華はあまり作らないから買っても使い道がないと思わないでくださいね。

メインの調味料にしなくても、隠し味に使うとひと味変わるのです。
ワンランクアップすると言ったら良いかもしれないですね。
✅海鮮焼きそば
✅野菜炒めに
✅餃子の種の味付けに
✅中華おこわを炊く時に
✅海鮮チャーハン
✅中華スープの隠し味に
✅キャベツ炒めに
✅牡蠣ごはんの味付けの隠し味に←ほっぺたが落ちます(笑)
✅牡蠣の煮物
✅おでんの出汁に少し入れる
✅シーフードカレーの隠し味に
シンプルなものほど、いつもと違う旨みとコクのある料理になります。
更年期世代の女性に不足しがちな潤いと血(けつ)を補い、心と体の健康の助けになるオイスターソースをお勧めする理由をまとめました。

ぜひ常備してお使いくださいね。
【関連記事】
無料診断をリニューアルしました。
簡単な7つの質問に答えるだけで、あなたのキャラタイプから起こりやすい不調アドバイスをします。
▼下のバナーをタップして7つの質問にお答えください▼

食べたいものをストイックに我慢するのではなく「なかったことにする薬膳」のメソッドでプラマイゼロにする方法を無料で学べる7日間のメール講座です。お申込みはこちら▼
