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大寒から春分までの最も寒い時に更年期世代がやっておくこと

2023年は1月20日から二十四節気の大寒になります。

大寒は陰の季節の最も底で、最後の節となります。

大寒は1月20日から2月3日の節分まで。

節を分ける日が節分なのですね。

節分の翌日は、立春。

この日から暦上は春になります。

一年で最も寒い時季

大寒の前は小寒です。

小寒と大寒の期間を「寒」と呼び、1月6日頃からは年賀状ではなく「寒中お見舞い」になるのも、二十四節気から来ています。

この時期は陰陽で言えば、陰が極まる時期。
最も冷えるとも言われます。

一番寒くて雑菌も繁殖しないし、発酵がゆっくり進むので、日本酒、醤油、味噌などは寒仕込みが良い品の代名詞のようになっています。

それくらい寒い時なのです。

大寒が過ぎれば暦上は春とは言っても、ポカポカして来るのは春のお彼岸頃。

暑さ寒さも彼岸までと言います。

なので、最も寒いのが大寒の時期だとしても、春分まではしておくと良いことがあります。特に更年期世代には。

最も寒い時にしておくと良いこと

最も寒い時季におすすめしたいことは、五臓の腎の底上げです。

中医学では、腎はその人の成長や老化のバロメーター。

成長や老化だけでなく次の世代を担う生殖機能とも繋がっています。

その腎は冷えに弱い特徴があります。

つまり、寒さで衰えるということ。

更年期は、腎が衰えて生殖機能が無くなる時。
閉経をはさんだ前後5年ずつ、合計10年の更年期。

現代医学では、女性ホルモンは生殖機能だけでなく、女性の健康維持のための様々な働きを担っていることがわかっています。

その様々な機能が無くなると、年を取ったからだと感じる不調が現れるのです。

腎のケアを続けたからと言って、閉経しないわけではありませんが。腎のケアを続けていると、急激に衰えず飛行機のランディングが滑らかになるイメージです。

そのため、中医学では老化のスピードを遅らせること、つまりエイジングケアには腎を第一に考えます。

まずは冷やさないこと

腎は冷えに弱いので、ますは冷やさないことです。

特に腎とつながりのある、腰回りや耳を温めましょう。

食べ物でも、夏野菜のトマトやきゅうりなどの冷やす性質の物は発熱などで冷やしたい時でない場合は、あえて食べなくても良いかなと考えます。

(トマトも調理したりすれば食べてはいけないわけではありませんよ。)

外から耳当てや帽子、腰はカイロで温めるだけでも違います。

寝る時は、パジャマの上をズボンにインするだけでも腰の冷え方が変わりますからお試しくださいね。

腎が喜ぶ食材を選ぶ

食べ物では、腎のために誰でもが食べて欲しいのが「腎が喜ぶ食材」です。

腎が喜ぶって?と思われたら、どこかで見たことのある五臓の関係を示すこの図の腎の色を思い出してください。


腎の色は黒

腎のところには黒色が塗ってあるはずです。

腎の喜ぶ食材の色は黒いものです。

黒豆、黒ごま、黒米、黒きくらげ、黒酢、黒砂糖・・・
次に味で言うと、鹹味(かんみ)が腎の喜ぶ味です。

これは、魚介類と海藻類と思ってください。

魚、貝類、イカ、タコ、海老、カニ、うに、なまこ、昆布、わかめ、ひじき、もずく・・・

これだけ知っているだけでも違います。

まとめ

老化のスピードを遅らせたい更年期世代は、腎のケアをすることが大切です。

腎のケアには内側からも外側からも冷やさないこと。

そして腎の喜ぶ黒い食材とシーフードを温かい料理で食べるようにして、一年で一番寒い時季を乗り越えましょう。

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