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人が持っている本来の力を発揮するための中医学
今週は、新たに基礎講座の「きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)」ケーススタディを毎月学ぶ「ツキイチブラッシュアップ講座」を開講しました。
毎回、受講くださる方の顔ぶれでお伝えのしかたも変えていますが(内容は同じです。)特に、陰陽について中庸についてに力を入れるよう意識しています。
それは私が、このおかげでとても楽に生きられるようになったからです。
最近読んだ本の中に書かれていた言葉にとても感銘を受けました。
あたり前が尊い
病気を治すということは、特別なからだにすることではありません。何でもおいしく食べられ、自分の好きなところへ行け、よく眠れ、便を気持ちよく出せるーこれは至極ふつうのことですが、ひじょうにありがたく尊いことなのです。
(中略)ラクをしよう、いい思いをしようとよけいな欲を出して、ふつう以上になろうとするところに、ひずみがあらわれるのではないでしょうか。
まさに、もっともっとと日々暮らしている現代の私達は、自然の中の一員ということを忘れて、むしろ逆らって自然をも自分たちの思うままにしようとしています。
そのせいで地球温暖化も進み、海面上昇、夏のゲリラ豪雨、干ばつなどが起こっているのですね。
薬膳を学び、お伝えする講師になってから中庸の意味、陰陽の意味がやっと分かって来ました。
自然界の流れに身を委ね、季節の変化に対応していると大きな病気にもならず、感情的にも激怒や喜びすぎ、悲しみすぎなどにならずに過ごせています。
人間ですから体調や天候によっても感情は変わりますし、イヤなことがあれば気持ちは塞ぐ、良いことや楽しいことがあれば嬉しいです。
全てに良い面と反面がある
全てのことには良い面とその反面がありますし、良い面の中にもマイナスなこともあるのです。
例えば、良い仕事をして認められ昇進したとします。
昇進は嬉しいですが、以前より責任が重くなり家族と過ごす時間が減るとしたら、それはストレスというマイナスになります。
仕事に失敗したら昇進はできなくてマイナスですが反面、責任は軽く心は伸び伸びいられるというプラス面もあります。
人の性格にもよりますが、全てが良いところだけでも悪いところだけでもない。だから一つ一つのことに一喜一憂しなくても良いのです。
淡々と粛々と、自分のするべきことをする。それで良いのだと考えます。
人が本来持っている力を発揮するために必要なもの
人が本来持っている力、私も含め現代人は発揮できていないのではないでしょうか?
若者を見ていると、スマホのお陰でどこへ行くにも彼らは迷うことなく目的地まで行くことができます。
お店の予約も、授業の履修、試験、就職、何でもできます。
けれど、そのせいで夜中まで電話したりネットサーフィン。
朝は起きずに昼間で寝ている。
ダイエットのために冬でも生野菜のサラダやフルーツだけ。
お風呂には入らずシャワーだけ。
真夏の野菜が真冬にも食べられる。
南国のフルーツが空輸されてそれを食べると体は冷える。
これも自然に逆らって生活している例なのです。
人間が本来持っている力を発揮するためには、今必要なものを食べて今必要な生活をする。
原始人になるようなイメージですね(笑)
でも、そんな生活ができる訳はなく。
少しずつすこしずつ体に出て来るひずみ。
それに気づいて早めに元に戻すことを繰り返していたら、酷い状態にはなりにくいのです。
その考え方が中医学(中国伝統医学)の足りないものは補い、多すぎて溜まっているものは出す。流れるべきものが流れていなければ流す。
これなのです。
今月から始まった二つの講座では、中庸を目指して体を整え病気を未然に予防する方法をしっかりお伝えして行きますね。
そして今日、先月受けた健康診断結果を貰い、薬膳や日々の暮らし方が今のところ間違っていないと答え合わせができました。
この話は、またメルマガにでも書くことにします。
公式ブログでも、講座開講のレポートをしています。お読みくださいね。
この記事を書いた人
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