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ゆり根で糖質脂質の代謝をアップさせる簡単玉子とじ

秋分の日を境に、陰の季節に入りました。

とは言ってもまだ暑さが残っている2021年の10月ですが、今週末にはこの時期の平年気温になるようです。

急激な気温の下がり方で体調を崩さないよう、先手先手で行きたいところです。

体が養分を貯めようとするということは?

陰の季節になると体は養分を貯めこもうとします。

寒い冬に備えて冬眠する動物は、冬眠前に餌を食べ寝ている間の養分を貯めていますよね?

人間は冬眠しませんけど、寒さに備えて養分を貯めようとするのです。

なぜなら、陽の季節(春から夏)のように毛穴を開いていたら、体温も潤いも奪われてしまうから。

脂肪をつけて寒さから体を守ろうとします。

体は自然の流れに合わせて調節しているってすごいでしょ?

これは、逆を言うと代謝が落ちて太りやすくなるということです。

代謝をアップさせて少しでも太りにくくしたいところ。

栄養学的にはビタミンB2が糖質や脂質の代謝を促進することから、これからの時期に簡単にできるビタミンB2を摂取できるゆり根を使ったレシピをご紹介しますね。

ゆり根と黒きくらげの玉子とじ

材料/
ゆり根1個、白ネギ(長ねぎ)1本、黒きくらげ小さいもの5枚程度(大きいものなら1~2枚)、玉子2個、ネギの青いところ(トッピング用)少々、出汁醤油(薬膳出汁醤油)大さじ1~2、水適宜
(鶏肉、鶏のひき肉を入れても良い。クコの実を入れると潤わせる効果がアップ)

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作り方/
1.鍋に水を入れて沸騰させる。
2.バラバラにして根を外し洗ったゆり根、乾燥黒きくらげは水に戻し(生の黒きくらげはそのまま)石づきを取ったら5㎜程度の千切りに。白ネギは適度な大きさに切って鍋に入れ、再び沸騰したら薬膳出汁醤油を回し入れ、蓋をして煮る。
3.溶き玉子を入れて、ネギの青いところをぱらぱらと入れ、火を止めて蓋をして蒸らす。半熟状になったら完成


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※薬膳出汁醤油には出汁と酒、醤油、みりんなどがあらかじめ入っているので薬膳出汁醤油を使わない場合は、酒、みりん、出汁汁などをあらかじめご用意ください。

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ご飯にかけても美味しいですし、お弁当のおかずにもなります。
その場合は汁が出ないように気をつけてくださいね。

ビタミンB2が多く含まれるゆり根と玉子

代謝を促進させるビタミンB2は野菜ではゆり根に多く含まれますが、レバーや魚介、鶏卵に多いのです。

糖質、脂質、たんぱく質を分解して効率よくエネルギーに変える時に使われます。

細胞の再生産に関わるため肌荒れやニキビ、髪のパサつきが気になる人にもおすすめです。粘膜保護の効果もあるため口内炎などにも効果があるとされます。

薬膳ではゆり根は五臓全てを補うとされ、鶏卵と同じです。
五臓全てを補う食材はそれほど多くはありませんから、この組み合わせは効率よく五臓のバランスを整えるものと言えますよね。

鶏卵をうずらの玉子に変えるとエイジングケアと関わる腎にさらにアプローチすることができます。

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黒きくらげでも五臓の「肺」を潤わせ、「血」を補う

エイジングケアには黒い食べ物と言われますが、黒きくらげもそのひとつです。

それだけではなく乾燥に弱い五臓の「肺」を潤わせる効果があるため、ゆり根、玉子と一緒に調理して潤わせてエイジングケアできる簡単な一品になります。

同時に「気血津液」の「血」が補えることからも潤いが期待できます。

また、きのこ類の中では、カルシウムが多く閉経後骨粗しょう症の危険が高まる女性は意識して食べて欲しいものです。

カルシウムが体内で不足すると、骨から溶け出し血管壁に付きます。
これは動脈硬化の原因となりやすいので、カルシウムは小魚、乳製品などだけでなく黒きくらげでも摂れるのが嬉しいですね。

ゆり根と黒きくらげの玉子とじは簡単!アラフィフ世代の衰えがちな陰の季節の代謝と潤い、カルシウムを補えるお惣菜なのでぜひゆり根を見かけたら作ってくださいね。

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