電気代節約には食材の性質を知ること
先日、薬膳講座を受講されている方と話していて、「ご主人の言葉がキツくて直ぐに怒るから気を使う」と言っている方がいました。
どうしてケンカを売るような言い方をする?ということが多いのですって。
しかも、彼女はどこがそんなに怒るポイントなのか分からないことで、めちゃくちゃ怒られることがあるそうで。
彼女はまだエアコンを付けなくても過ごせるのに、ご主人はエアコンを付けたがる。夏の設定温度も二人の快適温度がかなり違い、ご主人は相当低くしないとダメらしくて。
少し上げると怒られるのです。
ビクビクしながら生活するのは彼女にとってもストレスですよね。
その後の話で、このご主人、怒る原因になるもの、暑くなるものを好んで食べていると言うことがわかったのです。
朝晩、キムチを食べているそうなのです。
彼女にさっそくお伝えしました。
怒ると言うことは、体の構成要素のひとつ「気」が上っていること。
体の水分が少なくて火の勢いを抑えることができないのです。
食べているものが性格に影響を及ぼすこともあるし、体温をあげることにもなるのです。
食材の性質を知らないと省エネができない
ご主人がよく食べているキムチには、唐辛子とニンニクが使われています。
唐辛子も生のにんにくも強く体を温める「熱性」。
余程寒い時期だったり、よほど冷え性でない限り毎日食べ続けていたら体に熱がこもります。
しかも、最近のこの暑さ。
ご主人、エアコンを付けずにはいられないのかもしれないです。
食材の性質は、食べると体が冷える「寒性」「涼性」、温める「温性」「熱性」、温めも冷やしもしない「平性」の5つ。
強く冷やすものから強く温めるものまで5段階です。
このうち、唐辛子も生のニンニクも強く温める「熱性」なのに加えて発酵食品は体を温めるのです。
日本の冬よりかなり寒い朝鮮半島で食べられて来た物なのでその土地に合っているのです。
食材の性質を知らずに食べていると、夏にあえて体を温めるものを食べてしまったり、冬に体を冷やすものを食べてしまうかもしれません。
それだと一人で暑い暑いと言うことになったり、寒い寒いとなることだってある訳です。
食材の性質をうまく使えばエアコンの設定温度が変えられるかもしれない
スパイスや唐辛子などの強く温める性質の食材は、体の潤いを熱で乾かすイメージのものです。
もともと潤いが不足しがちな更年期世代。
熱性の物を好んで食べていると潤いはどんどん減って、陽の気が余って上へ上昇して行きます。
すると怒りやすい、イライラしやすいから人に対する言葉もきつくなる。
体の熱はどんどん増えるから暑く感じてエアコン設定温度も低くしようとする。
食材の性質をうまく使えば、暑い季節は体のクールダウンができますし寒い季節は体をポカポカにすることもできるのです。
その結果、エアコンの設定温度も変えられるかもしれません。
トマト、きゅうり、レタス、ゴーヤなどの夏野菜の多くは、体を冷やし汗で失った潤いを補うものです。
食材の性質をうまく利用して少し省エネに役立ててくださいね。
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