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梅雨の準備はできた?湿気対策で気をつける薬膳の3つの知識

昨日までは、朝晩涼しく日中の日差しは強いものの乾燥していたので家の中や日陰は快適でした。

ところが今日は、朝は寒いくらいだったのに日が昇るにつれて暑さとムシムシ感が・・・湿度高め。

そんな時に薬膳で気をつけることがあります。

湿気に弱い消化器系のケア

消化器系は湿度に弱い特徴があります。
胃はそもそも湿気まみれ。

胃液の上に食べ物飲み物が入って来るので常に湿気があるところ。
そこに天候による湿気が重なると、体は梅雨の室内干しの洗濯物のような状態になってしまうのです。

つまり、外からの湿気が体の中にも入ると言うこと。
そうなると、どうしても弱りがちになってしまうのです。

そこで、梅雨などの湿気が多い時は消化器系のケアをすることが大切なのです。

湿気で胃腸が弱るとどうなる?

梅雨や雨の日は湿気の影響で、こんな不調になりませんか?

重だるい、浮腫む、下痢気味、食欲不振、頭痛など。
こんなことの原因は、体の中に余分な水分が多すぎること。

当然、胃腸にも湿気が溜まって弱り気味です。

胃腸が弱ると消化吸収力が衰えるだけでなく、自ら本来出さなければならない水分を溜めてしまうのです。

そして、また重だるくなったり下痢気味になったりというスパイラルに。
そこで、湿気が多い時の薬膳はこんな点に気をつけて組み立てます。

1.すでに溜まっている余分な水分を出す

2.貯まる原因になるものを止める

3.胃腸のケアをして余分な水分を溜めにくくする

この三つです。この効能を持つ食材を使った家庭でできる梅雨のメニューについて書いていきます。

梅雨にするといい3つ食の知識

1.すでに溜まっている余分な水分を出す

すでに溜まっている余分な水分を体から出す方法は尿で出すことを考えます。

その効能があるのは瓜類や豆類、海藻類や白身魚など。

2.溜まる原因になるものを止める

溜まる原因は消化器系を弱らせるものなので。それを控えることになります。

脂っこいもの、砂糖を使ったもの、コッテリした味付けのもの、冷たい飲み物食べ物、大量の乳製品やアルコールです。

これを控えめにすることが消化器系に当たる五臓の「脾」を弱らせないために重要なことです。

もし、たまには食べたり飲んだりしたい時は、なかったことにする薬膳のメソッドを使って、体への影響をプライマイゼロにしておきます。

3.胃腸のケアをして水分を溜めにくくする

すでに2.の溜めにくくするために控えめにすることで水分を溜めにくくすることができますが、更に「脾」を丈夫にすると考えてください。

「脾」を丈夫にする食べ物は豆類や芋類、かぼちゃやとうもろこしなどの自然なほっこりとした甘みのある食材です。

1~3を組み合わせて梅雨対策のメニューにしたものがこちら。

湿気対策の梅雨の薬膳

鰹のタタキは二人分です。暑かったのでカラダの熱を冷ます野菜を生で下に敷きました。

・鰹のタタキ、薬味と野菜たっぷり。

・長芋トロロとめかぶ、ジャコ

・かぼちゃと小豆のいとこ煮

・あさりの味噌汁

・はと麦入りごはん

今が旬の鰹。赤身の魚でパワーをつけたり血(けつ)補給。
エイジングに関わる腎の底上げにも。

生で食べるとやや冷えるので、薬味に紫蘇、生姜、青ネギ、ニンニク、ミョウガ。全部温め食材です。

消化器系が弱るためトロロやめかぶなどのネバネバ系の食べ物で守っておこうと言う考えです。

要らないどぶの水出しに小豆とかぼちゃ。
小豆はまとめて茹でて小分けで冷凍してありますが、茹で小豆のレトルトや缶詰でもOK。

あさりは血(けつ)を増やして更年期世代にありがちなイライラやホットフラッシュの人にもおすすめです。

今日のメニューで余分な水出しは

▶︎はと麦
▶︎かぼちゃ
▶︎小豆
▶︎めかぶ
▶︎あさり

エイジングケアは

▶︎長芋
▶︎あさり
▶︎じゃこ(片口鰯)
▶︎鰹

血(けつ)を増やすのは

▶︎鰹
▶︎あさり

梅雨にはしっかり胃腸のケアしながら更年期世代は血(けつ)を増やすこと、エイジングケア、必要な潤いアップは引き続きして行きましょう。

梅雨には余分な水分を出し、作らないために消化器系を丈夫にしておくことと同時に消化器系を弱らせる食べ物を控えることもお忘れなく。

【薬膳の視点から見る食材の特性】と【エイジングケア簡単薬膳レシピ】はマガジンにまとめています。お読みくださいね。


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