見出し画像

二十四節気「立冬」の暮らし

立冬に入り朝晩はぐっと冷え込んできましたね。
みなさんの住んでいる所ではいかがでしょうか?

暦の上では冬が始まりましたね。今年は暖かい秋だったので、冬支度が後伸ばしになっていますが、そろそろ本格的に冬支度が必要になってきました。
ここで二十四節気って何?というところから、立冬についてと立冬の暮らし方のヒントを綴っていきたいと思います。

二十四節気って何?

二十四節気は、太陽が地球を一周する日数(一太陽年)を24等分して、それぞれの期間に季節の変化を表す名前をつけたものです。春夏秋冬を6つに分けて、各季節の始まりに「立」をつけて、立春、立夏、立秋、立冬。
「立」には、始まりという意味があります。

ちなみに立冬は24番中の19番目になります。

立冬の中の七十二侯

 山茶始開(つばきはじめてひらく) 11月7日頃
 地始凍(ちはじめてこおる)    11月12日頃
 金盞香(きんせんかさく)     11月17日頃

暦の上では、立冬(約11月8日)から立春(約2月4日)までを「冬」になります。

この頃になると西日本では紅葉が色づき始め、季節の移ろいを感じやすい頃です。
山間部では雪が降り始め、まさに冬到来です。
冬支度しはじめ、暖房器具を出し始めたりコートや冬服を楽しむ季節。
私もついに暖房器具を出し、冬の寒さに備える一歩を踏み出しました。



冬は「来年の春のために蓄える」季節

寒むっ!と肌で感じるようになり冬が始まると、体と心は「蓄える」モードに入っていきます。
蓄えるというと、栄養を溜め込むこと?とイメージしやすいですが、栄養だけではなく体も心も自然界も「蓄える」がキーワドになります。

秋に必要なものとそうでないものを取捨選択した思考や感情、そして体の中の不要な毒素を出し冬には必要な栄養を蓄え、春に芽を出すために備えます。

自然界での蓄えとは、動物たちが冬眠に入ったり、木々も寒さに耐え忍びながら春を待つというのは、小さい頃に学んだと思います。
ただ、自分の体と心も「蓄える」季節だということは、意識していなかったのですが、この学びは目から鱗でした


冬の「蓄える力」が春に生かされる

冬の時期は「春」の芽吹きのために準備する時期です。
春に動ける体を作るために、心と体に栄養を蓄え春に備えます。
心は、春のスタートのために準備時期。

思考や心
・未来を妄想して実行する計画を立てる
・水面下で学びスキルアップをする
・秋の断捨離の続きを終わらせる


・ストレッチやお風呂で体を緩める
・にんじん、ごぼうなど根菜類を食べる
・温性の食材で体を温める
・朝は遅く起きて、早く寝る
・体が冷えない服装で、冷えから体を守る

住環境
・冬仕様の暖色を使った部屋に衣替え
・暖かい環境を整える
・秋に引き続きの断捨離
・冬の前半に大掃除

一つでも良いので、暮らしにプラスして春に備えたいですね。



季節と感情の関係

冬は日照時間が短いために、季節性感情障害(SAD)になる方も。
冬は不安や恐怖を感じやすくなったり、深刻に考え込んでしまう傾向に偏りやすい季節。
いつもならこんなに不安にならないのに?と思ったら、「冬やからね。」とさらっと交わしてみてください。
季節からの不安のこともあります。これを意識することで、ほんの少し自分の気持ちをコントロールすることができるようになります。

冬は「意気込む」よりも「リラックス」が大切。自分の気持ちを見つめて、来年どう過ごすか楽しいイメージをしながら淡々と過ごしていきたいですね。


「冷え」から体を守る工夫

冷えは首から始まります。
足首、手首、首を冷やさないだけで、体の冷えから守ることができます。
レッグウォーマーやアームウォーマー、マフラーなどは体の冷たい空気から身を守ることができます。

またストレスからも「冷え」は生まれます。
鬱々した気持ちが体に溜まり、気の巡りが悪くなると、血の巡りも悪くなり、体に栄養を運べなくなり冷えにつながります。
この季節は穏やかにゆるやかに過ごすことで、気を減らさない工夫が必要です。


普段のお風呂によもぎやゆずをプラス🎵

よもぎは古くから薬草として日本人には親しみのある野草です。
お茶やお灸のもぐさとしても使用されますが、お風呂に入れるとポカポカと体が温まります。香りも高いので気が巡りやすく寒い冬におすすめです。

そして柚子。
柑橘系の香りは気持ちをリフレッシュしてくれます。
仕事でのストレスで鬱々とした気持ちが体の中に溜まってしまうのを、流す作用があるので、もやもやしたなという日には柚子風呂でうつうつした気持ちを流してみてください。


冬の食事


食材には、体を温めたり冷やしたりする性質(五性:熱性・温性・平性・涼性・寒性)があり、冬には体を温める食材を上手に使い体の内側からケアしていきます。

温性・熱性の食材>
ニラ、エビ、胡桃、落花生、ニンニク、生姜、フェンネル、ネギ、シナモン、唐辛子、黒砂糖など
平性:温める冷やすなどの偏りがない食材>
ジャガイモ、山芋、豚肉、卵、大豆、チーズ、小松菜、にんじんなど

自分の体が今温かいものを欲しているのか、冷たいものを欲しているのかを聞きながら上手に組み合わせて作ってみてください。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。


***************
薬膳を学びたいけれど、何から始めたらわからない方
薬膳を学んだけれどわからない方 
体の調子が良くなく食事を見直したい方 など

現在、無料相談(zoom)をしています。
お気軽に下記アドレスへお問い合わせください。
mail : yamaoka_ee@yahoo.co.jp
***************


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?