見出し画像

「生理不順」と「多嚢胞性卵巣症候群」。〜不妊の前兆〜

今回は、不妊症だった私の過去の経験、
「生理不順」「多嚢胞性卵巣症候群」についての話を書いてみたいと思います。

初潮が遅く、生理不順じゃないときがなかった。

私は初めて生理が来る(初潮)のが
とっても遅かった。
初めて生理が来たのは、中2のとき。
もう、周りのみんなは初潮を迎えていて、
「もしかしたら、生理がこない病気なのかもしれない」って、心底心配してた。

だから、生理がきたときは、本当にホッとした。
「病気じゃなかったーーー」って。

でも、生理はやっときたけれど、
次にきたのは3ヶ月後。
またあるときは6ヶ月も空いたりしてた。

「初めの頃は安定しない」って聞いてたから
「こんなもんか」って思ってた。

けれども、高校生になっても、大学生になっても
この生理不順は安定しない。
「いつ安定するんだろう。
そろそろおかしいよね・・・?」
そんなふうに思ってた。

初めての産婦人科。


大学1年生の冬、初めての彼氏ができた。
(それが今の夫なのだけど。)

さすがにこの生理不順では不安すぎる。
と思って、半年後の大学2年生の夏、
原付に乗って、
初めて産婦人科に行ってみた。

親に相談しないで行った、初めての産婦人科。
めちゃくちゃ怖かったし、
すごい羞恥心。
あの内診の椅子は、大学生の女子には衝撃だった。

そのときは、ピルを処方されて
しばらく飲んで生理不順を治すことになった。

けれども、
「これって根本的な解決になってなくない?」って
素人ながらに思ってた。

そして、そう思っていたら、
なんだかピルも身体に合わない。
飲んでると体が重だるくて、
しかも体重も2kgも増えて、もう飲みたくない。

耐えきれずに、
飲むのを勝手にやめてしまった。

2度目の産婦人科。


それからしばらく、生まれ持った生理不順のまま
日々を過ごした。
生理が来ないなら来ないで、楽でいい。
そんなふうに思ったりしてた。

その間、よもぎ蒸しに通ってみたりしてたけれど
生理不順はなかなか治らない。
もう、私の生理不順は、治らないのかもしれない。
そう思って、半分諦めていた。

そうこうしているうちに、社会人になった。
私はプログラマーとして、
システム開発の会社に入った。
歴史はあるけれど、小さな、ゆるい会社だった。
残業もほとんどない。

社会人1年目の冬、貯金を貯めて、
一人暮らしを始めた。

しばらくして、一人暮らしを始めて一周年。
ようやく生活が馴染んだころ、
寒くて震えながら眠る12月の時期だった。
私は家の近所にある婦人科を受診することにした。

彼とも付き合い始めて4年になる。
そろそろ結婚も視野に入ってくる。
さすがにこの生理不順はヤバイぞ。
結婚していいのかわからない。どうにかしたい。
そんなふう思ったからだった。

眼科が下にあって、2階にある、
ちょっと古い婦人科だった。
もう、あの内診台にはビビらない。
免疫がついた。

そこで診断されたのは、
「多嚢胞性卵巣症候群」

卵巣を超音波で見てみると、
ネックレス上に連なって見える、
卵子が排卵できずに固まって石みたいになった跡。
それが「多嚢胞性卵巣症候群」のサイン。
それが私の卵巣にも見られた。

石みたいに固まっているから、
卵巣全体が硬くなってしまって、
余計に排卵障害を起こす。

男性ホルモンが多いと、
この症状が見られることが多いみたい。
他には、太っていたり、毛深かったり、
ニキビが多かったりするらしい。

だから排卵しにくくて、
生理不順が起こってたのか・・・。
妙に納得した。

そのとき先生に、
以前にピルを飲んでいて、
体調が悪くなったことがあると伝えた。
そしたら先生は、漢方薬を処方してくれた。

それが、「桂枝茯苓丸」(けいしぶくりょうがん)
だった。

体の中から変わった気がした漢方薬。


この漢方薬を飲んだという体験が
今後の私の未来を大きく変えることになる。

漢方をもらったその日の夜。
早速飲んでみた。

寝るとき、体の芯からポカポカしていて
足先まで暖かくなったことを今でも覚えている。

「漢方ってすごい!!」
素直にそう思った。

ピルは、副作用特有の重だるい感じしかしないし
体から拒否反応が出てたけれど、
漢方薬は、体の根本的なところから
よくしていく感覚があった。

体がこんなにも温まるなるなんて、
びっくりする体験だった。

しばらく桂枝茯苓丸を飲み続けていたら
ちゃんと30日くらいで生理が来るようになった。

しかも、体の根本から
ちゃんと治っている感覚がある。
体の機能が取り戻せている感じ。
「やっと兆しが見えた!」そう思った。


というわけで、今日はここまで。

私はそもそも、生まれ持って
妊孕(にんよう)性が著しく低かったんです。
自分の力で排卵もできない。
だから生理も安定しない。
(そして貧乳ww)
そりゃ、妊娠もしにくいわけだ。

生まれ持ったものが弱いのは、
仕方がないのだけれど、
漢方薬を使うことで
自分の力を呼び覚ますことができたと感じました。

次は、不妊治療編を書いていきます。
お楽しみに。

今日も、応援しています。
愛を込めて。

Hitomi.

いいなと思ったら応援しよう!