【序章・第4夜】時間軸に沿って視点をずらしてみる
薬剤師の実務から今日はまず、私が実務で遭遇した場面に基づきSOAPを記載してみよう。
ある80代の女性。狭心症発作の既往があり、その予防のためにフランドルテープという貼り薬が処方されている。この薬、丸一日、貼っておくために、貼った個所がかぶれやすい。保湿をすることである程度和らぐこともあるのだが、それでも上手く行かず、だんだん薬を使わなくなってくる。そしてこの1か月ほどんど手付かずのまま、余っている薬を薬局に持参したのだ。聞けば、かぶれが辛いのでもう使いたくないとのこと(