私がワクチンを打った『3つの理由』
どうも、薬剤師の川島です。
新型コロナワクチン2回目接種が終わってから1か月以上が経ちました。
ファイザー社のコミナティを打ちました。
抗体検査キットを購入して抗体検査をしようか迷っていますが、どうせ検査するなら医療機関に行って『抗体価』まで調べてもらった方が良いなぁと思ってます。
さて今日はワクチンを打つ3つの理由、というテーマで書こうと思います。
理由①感染リスクが下がる
第一位は当然これです。
臨床試験のデータでも約95%のワクチン有効率というデータが出てますし、その後の追跡調査でも感染しても重症化を抑えられるというデータも出てきてます。
ワクチンを打つ=感染しない ではありませんが、ワクチンを打つことで感染しにくくなるのは間違いありません。
感染しなければ後遺症に悩むこともなくなりますので、そういうメリットもあります。
理由②行動の規制がかからなくなる(と思われる)
①と続いている話ですが、感染リスクが低くなれば、当然、行動の規制もかかりにくくなってきます。
実際に海外では、ワクチン接種者だけを集めてマスクをしないでのイベントを開催して、感染者がでたかどうか、とったデータを集める動きがあります。
【ワクチンパスポート】という言葉も出てきましたが、ワクチンを打っている人と打たない人の行動を「区別する」流れは予想できたことですし、実際に行なわれています。
(これを差別と言う人もいますが区別だと思っています。PCR検査をしないで出張するな!という人の方が、よっぽど差別だと思います。)
私は今、山形に住んでいますが、実家は東京です。帰省するのでさえ周りの目を気にしながら、という状況をワクチンを打つことで変えられるなら、それは大きなメリットになります。
(事実、患者さんから「まさかお盆に帰省しないよね?」なんて言われたこともあります。)
理由③医療従事者として「やる」以外の選択肢は無い
実はこれが気持ち的には一番大きな理由です。
(※「やらない判断」をした人を批判しているわけではありません。)
「国家資格者である薬剤師」としてではなく、個人としてはワクチンは打ちたくありません。そもそも注射がキライです。
ですが、ワクチンを打つメリットというよりも、打たないデメリットを考えると「ワクチンを打つしかないよね」という結論に至りました。
ワクチンを打たないデメリットは?
ワクチンのメリットは先に書いた通り、一にも二にも感染リスクを抑えられることです。
感染しにくくなる≒後遺症に悩むリスクも抑えられる、と書きましたが、周りの人にうつすリスクも抑えられます。
(ワクチン接種者が増えることで、この流れが加速して感染リスクを抑えられることを「集団免疫」と呼んだりします。)
逆にワクチンを打たないデメリットは何でしょうか?
ワクチンを打たなければ感染リスクは現状維持です。
つまり他の人に感染『させる』リスクも現状維持です。
例えば薬局で働いていて、高齢者の方などハイリスクの方々と相対するなら『自分がうつさない』ことも考える必要があります。
とくに在宅訪問(寝たきりの方のお宅へ訪問する)することもあれば、なおさらです。
私の場合、隣の市のワクチン対策室に非常勤的な扱いでワクチン供給のアドバイスをしたり、別の地区のワクチンの集団接種の応援に行くこともあります。調整(ワクチンの瓶から注射器に薬をとる)や予診票の確認業務ですね。
当然、集団接種会場には、まだワクチンを打っていない人が来るわけです。そういう人たちにとって、ワクチン接種の応援に来てくれる人が
・ワクチンを打っている人に来てほしいか?
・ワクチンを打ってない人に来てほしいか?
と考えたら、答えは火を見るよりも明らかです。
少しでも感染させるリスクが低い人に来てほしいですよね。
周りの人に対してのワクチンを打たないデメリットを考えると、ワクチンを打つしかないよね、という結論にいたりました。
ワクチンの副反応のリスクは考えないの?
副反応のリスクはゼロではありませんが、データを見る限り、出ても仕方ない(免疫の過剰反応)反応ですし、もし出たとしても重症化はしないだろうな、と思って打ちました。
実際に1回目も2回目も、ワクチンを接種してから数時間で腕の痛みが出ましたが、2日程度たつと無くなりました。
発熱は無かったものの、だるさはありましたが、これも1~2日程度でおさまりましたので、データ通りだったな、と捉えています。
明らかにデマと思われる副反応情報がネットに出てきていますが(ひどいものになると、体が磁気を帯びるようなツイートまで!)、そういった誤情報に振り回されないよう気を付けてほしいものです。
ただし、リスク(厚生労働省やCDCなどの情報)はあるので、それと効果を天秤にかけて、接種をするかしないかの判断をしてほしいと思っています。
ワクチンを打たない判断を否定しない
最後に、ワクチンにアレルギー反応が出る人は一定数います。その方々は2回目の接種を医師の判断で止めるよう言われることもあります。
例えば添加物のPEG(ポリエチレングリコール)は多くの化粧品に使われていて、その添加物が合わない人は、初めから接種しない判断をすることもあると思います。
そういう「ワクチンを接種しない判断」をした人を差別しないように気を付けようと思います。
ワクチンを打った人はマスクをしないで外出できる世の中になると良いですね。そんなデータ(エビデンス)が出てくれば最高ですが、難しいでしょうか?
頂戴しましたサポートは全額、書籍の購入費用に使わせていただきます!!サポートもうれしいですが、シェア、拡散していただけるともっと嬉しいです!!