人生に必要な事は全てゴミ収集で学んだ
私は大学を出てから30歳までまともに働いた事が無い。最初の証券会社ではピンポンダッシュをして3年間を終えた。その後はフリーターとして30歳まで職を転々とした。
その後30歳で初めてゴミの収集という仕事につき、それを約7年間勤めた。その7年間で多くの体験をさせて貰った。ゴミを収集すること自体はシンプルな作業だ。ポンコツな私でも、ミスをしながらも楽しく続ける事ができた。
有る種の作業療法とも言っていいだろう。規則的な生活、軽めの軽作業。全てが私に合っていた。その7年間、仕事、基礎的な体力、趣味、副業を学ばせて貰った。
ゴミを収集する事は、それ自体が快楽だった。目の前からゴミが消えて、パッカー車に吸い込まれていくこと、それが楽しかった。
色々な事があったが、最高に楽しい7年間だった。
しかしそれは躁状態に突入する事により、唐突に終わりを告げた。
それでもその時に培った体力が、今も私を支えてくれている。
ゴミ収集というのは人気職種とは言えないので、求人は常に空いておりまだその仕事に就く可能性を残している。何かの時のセーフティネットみたいなものだ
パッカー車に乗りながら街に出てゴミを収集する。委託契約の会社なら決して給料は良くはないと思うけど生きていける位は貰える。大体は早く仕事が終わるし、福利厚生もしっかりしている。もっとお金が欲しければ、資産性のある副業をオススメしたい。
人生を路頭に迷っている人がいたら、済んでいる街のゴミ収集会社を調べてみる事をそっと耳打ちしたい。