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学校薬剤師業
12記事目。
今日は母校に学校薬剤師としての業務を行いに訪問してきました。
あまり一般の方からはなじみのない業務かと思います。
学校薬剤師
まずいつもの引用から
学校薬剤師とは、学校(主に小・中・高等学校や特別支援学校)において、学校環境衛生や保健指導に関する専門的な助言や管理を行う薬剤師のことです。学校保健安全法に基づき、各学校には学校薬剤師を委嘱することが定められています。
学校薬剤師の役割
1. 環境衛生の管理水質検査(プールや飲料水の安全性確認)
空気環境測定(教室の二酸化炭素濃度・換気状況のチェック)
照度測定(教室や図書室の明るさが適切か確認)
騒音測定(学習環境に影響する騒音レベルの測定)
2. 医薬品や危険物の管理学校で使用する医薬品の管理(消毒薬や応急処置薬など)
化学薬品の適正管理(理科実験などで使用する薬品の管理や指導)
3. 健康教育・保健指導薬物乱用防止教育(中高生向けに薬物の危険性を教える)
適正な医薬品の使用についての指導(学校職員や生徒向け)
4. 学校保健委員会への参加学校の保健・衛生について、校医や養護教諭と連携し、改善策を検討
学校薬剤師になるには?薬剤師免許 を取得
地域の 薬剤師会 などを通じて学校薬剤師として委嘱される
定期的に 研修 を受け、環境測定や教育活動について学ぶ
学校薬剤師は、学校での 「健康・安全」 を守る重要な役割を担っています。
簡単には学校の環境点検などの業務を行っています。
私の場合は私立幼稚園を受け持っており、上記の内容と少し異なる委託方法で携わっておりますが、大きくは同じです。
必要性は?
この学校薬剤師業務の意義って何だろうとよく考えてしまいます。
確かに環境点検、不備事項あれば指摘も必要ですが、あえて薬剤師である必要性がよくわかりません。
内容自体は主に公衆衛生であり、薬剤師のメインどころの病院、薬局、MRあたりの業務とはかけ離れています。
いわば、食品衛生管理者と同じような感じ?
*薬剤師免許を持っていれば、簡単な講習で対応可。
勝手にまとめてしまっていいのかわかりませんが…。
確かに薬剤師免許取得までに公衆衛生の単位の取得や国家試験にも登場しますが、あえて専門職しかできない理由が今一つわかりません。
またつくづく思いますが、薬剤師って、環境整備や何かの監査業務が多いなと。
監査に引っかかれば、各々の業者さんに対応してもらうようにしてねという助言が多いのはなお気になります。
自分の子供が通っている幼稚園なので、個人的には嫌いな業務というわけではないのですが、どんどん主要なOTC販売の販路拡大や零売規制が進む中、全く話題にもあがらない時代の産物である仕事なのかなと。
ここから広がる何かがあればいいのですが…。
薬剤師らしい何かを不随させたい気持ちこそありますが、何も浮かばない私です。