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忘れ去られた本

宮城谷昌光の「公孫龍」の新刊(巻四)が近々出版されるので、この年末年始に既刊をもう一度読み返しました。巻一、巻二と読み進め、巻三を手にとって読み始めるも……全く読んだ記憶がない!記憶力が衰えているにしても、おかしい。いつも楽しみにしていて、一気に読んでしまったはずなんだけど。

う〜ん、どうしてだろうと頭を悩ましていましたが、思い出しました。

巻二までに「楽毅」や趙の主父、平原君の名前が出できたので、おさらいとして、「楽毅」ももう一度読み直そうと脱線したのでした。「楽毅」の全四巻を読んだところで満足してしまい、「公孫龍」の巻三に立ち戻ることなく、放っておいたのでした。

よくよく考えると、漫画でも同じことをする傾向がありました。新刊が出ると、ちょっと前の巻を振り返って読み返し、そうそう、こんな話だった、うんうん面白いなぁとなるんだけど、最新刊までたどり着くことなく、途中で最新刊があることを忘れてしまう。

数ヶ月後、また最新刊が出て前の巻を読み直すと、あれっ!読んだ記憶がない。
そりゃそうです。読んでないんですもの。まぁそれはそれで一気に2巻分を新鮮な気持ちで読むことができ、嬉しい時間ではあるので良しとしましょう。

冒頭の写真の左側にある「天幕のジャードゥーガル」という漫画も面白いですよ。モンゴルの2代目のオゴデイ・ハーンの頃の時代の話です。





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