漢方薬局開局日記③ 物件探し、あれこれ。
1月より、物件探しを始めました。歩いていて気になった物件を管理している不動産屋さんで話を訊くと、そこはあまりおすすめできないとのことで、別の物件を紹介されました。その物件のある地区は私の好きな地区だったので、心躍りました。
大家さんが飲食店をしようと改装の途中だったのですが、諸事情で断念、賃貸に出されていました。
調剤室になるであろう場所の後ろにお風呂があったり、調剤室後ろに大きな窓があったり、と、地面から天井まで、ドアとガラス窓以外は四方を壁で覆われていなければならない調剤室ですが、この物件では問題が多そうだったので、再び市の薬局開設担当の方に訊きに行ってきました。
結果はNO。
やはり、調剤室の後ろにお風呂があるのは、使わないとしても認められない、とのこと。また調剤室の後ろの、外に出られる窓は完全に工事で封鎖する必要があるでしょう、とのこと。また飲食用の物件を薬局にするには相当手を入れないといけないので、断念しました。
2月某日、別の大きな不動産屋さんへ。
私が探している店舗兼住居物件は、京都ではほとんど出ない、とのこと。また私が探している安めの価格帯は、探している人が多く、激戦、とのこと。2軒ほど紹介いただきましたが、自分の希望と合わず断念。
それでも名前と条件などを登録し、お願いして帰ってきました。
2月さらに某日、前々から気になっていた不動産屋さんへ。
一般的な不動産屋さんが扱わないような古い物件を、直して賃貸に出されている不動産屋さん。私の作りたい薬局のイメージに一番近いと思っています。
しかしながら、薬局に出来そうな物件は今のところなく、もし出たら連絡をいただく、ということに。
私が開こうと思っている薬局は、保険調剤をしない、小売中心の薬局、小商いのお店で、なるべく費用をかけずに一人でできる範囲でやろうとしています。
もっとコツコツお金を貯めてくれば良かったな、と思います。
いつかお店をしたいな、でも私には無理だろうな、という気持ちで今まで生きてきたことを後悔しますが、それはそれで仕方ないこととして、今の自分にできる範囲でやろうと思います。
現実に折り合いをつけて、でも、今自分にできる理想を求めて、物件探し、がんばります。
今日の写真は、早春にいち早く咲く、まず咲く、マンサクです。