日本-屋久島-平野区の人口
屋久島の人口が減り続いています。
そう言われて久しいのですが、日本全国で人口が減っているので、当然と言えば当然です。
上が日本人の総人口(推定)で、下が屋久島の人口(住民基本台帳)です。
一方で、高齢化比率を表したグラフがこれです。
ただし。右半分は予測値です。
こういった予測から、屋久島では昨年『水道ビジョン』が決められています。
「若者世代が高齢世代を支える」と昔から言われていますが、昔のバランスとは異なっています。その結果、若者世代の負担が増えてしまい、出生率が落ちてしまいます。それでは持たないと予想されます。
水道ビジョンではこの先40年を見越して作られていますが、要するに、安心な水の供給をするために水道料金をあげて経営を行う必要があるということです。
「値上げ反対」と声をあげても、老朽化するインフラは止められません。
一方で、平野区の人口推移はこちら。
縦軸の取り方も関係していますが、人口自体はここ数十年横ばい、微減です。
今年、区民台帳から集計した年代別のグラフです。
平野区の経営は区費と補助金から成り立っています。
区費の値段は世帯を構成する年代によって異なる設定になっています。
区費の推移です。
これ以外におおよそ半分を占める町からの委託金、補助金を含めたのが区の収入となります。
ここ2年間はコロナ禍により、行事支出がほぼ繰り越しとなっています。
「余剰分を区民に返すべきだ」との声も聞こえますが、今まで手当てが出来ていない施設の修繕、補修、保険などを考えるいい機会だと考えています。