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退院

9日+9日の入院生活が終わりました。
結論、初期の心疾患、恐らく拡張型心筋症。
「恐らく」というのは、今回、カテーテル検査をしなかったから確定ができないのだそう。なぜカテーテル検査をしなかったというと。

カテーテル検査

担当医から当初、丁寧に説明を受けた際に以下の理由でカテーテル検査はしたくない旨を話しました。
・カテーテル検査にはリスクがあること。
・屋久島の病院から初めている薬物療法が効果を見せていること。
・カテーテル検査で病名を確定できる代わりに、身体障害者となること。

感覚的な判断になりますが、今の症状ではじめて、病院検査の進め方が早すぎると感じました。心臓移植をする話は、まだまだ先にしたいし、できることがまだ沢山あるし、実際、将来そのようなことになっても、医療科学が今よりも進歩しているでしょうから。

鹿児島に転院する際に2種類のPCR検査を受けました。聞くと、ひとつは結果がわかるまで時間がかかるそうです。PCR検査にはいろいろな種類があるんですね。知りませんでした。屋久島の病院でも、他の市販されたPCRでは判断がつかないので、その病院で使用しているもの以外の結果は受け付けないとのことでした。なら、なぜコロナに『●●株』とあるように『PCR●●型』と名称を付けないのか、疑問です。擬陽性などの誤解を招き、医療が混乱するのは当然のことです。

屋久島からの船を降りて病院に直行。入院したのは、13時半。とはいえ、そのまま病床に案内されて一安心。PCRの結果によっては別の階にベットごと移されるとのこと。最後まで移されなかったので、シロだったようです。

病室は5人部屋。皆、循環器(心疾患)のようです。ただ、非常に回転が早く、最終的には1番の古株になってしまいました。僕は最年少くらいです。

心不全は一般的に60歳くらいからの病気で、男性の方が罹り易い病気のようです。そのせいか、屋久島でも鹿児島でも入院されているのは高齢者ばかりです。

その日から受けた検査はPCR検査、血液検査、レントゲン、エコー検査、CT検査、心筋シンチを行いました。造影剤を体内に入れてのCTや心筋シンチは初めての経験でした。

結果、それらの検査では確定は出来ないまでも、拡張型心筋症ということでした。父、兄、叔父も同様の持病なので、遺伝的な理由である可能性が高いということです。

拡張型心筋症とは、映画『チームバチスタの栄光』で簡単に説明されていています。心臓の筋肉が厚くなり機能が低下する、原因不明の難病とされています。以前観たときは気にも留めていない遠い話かと思っていましたが、椎間板ヘルニア同様、うまく付き合っていかなくてはならないようです。

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薬物療法が功を奏して、予定よりも早く退院できました。帰りの船は、ごろ寝で過ごせるフェリー屋久島2。悪天候の為、引き返す可能性が極めて高い「条件付き」と言われましたが、そのまま帰島できました。とてもいい滑り出しです。シートベルトをずっと締めなくてはならないトッピーよりも断然好きです。

今日は退院して5日が経過しました。念のため、養生しているつもりですが、中々どうして、仕事が山積み。