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2017旅行記その20:ティオティワカンからすき家へ

メキシコシティは標高2000m以上という高地。やっぱりラスベガスより朝晩が冷え込むな、と思いながら起床。持ち合わせていた食料で朝食を済ませ、この日はティオティワカンへ向かうと決めた。

この辺りの記憶が曖昧で、バスで行ったことは間違いない。なので、メトロでAutobuses del Norte駅へ行き、そこからティオティワカン行きのバスに乗ったと思うのだが、印象がまるでない。一人で観光しなければならない最初の目的地だったにもかかわらず。多分、思ってた以上にスムーズに移動できたから、記憶に残りづらかったのではないだろうか。ビビってた割に、メキシコシティの公共交通機関は快適だった。

昼前にティオティワカン遺跡に到着。その頃には日も登って、汗ばむ陽気になった。世界遺産でもあり、市街地からそんなに離れていないこともあって、大勢の観光客。その中に混じって、行列になりながらケツァルカトルの神殿や太陽のピラミッドに登る。もちろん周囲にビルなんてないので、かなり遠くまで見渡せる。古代の人にとっては、まさに神に一番近い場所となっていたのだろう。

登り終えて、奥にある月のピラミッドに向かう途中で天気が急変。激しく雨が降り出し、遠くで雷鳴も聞こえる状態に。もちろん遺跡の中には雨宿りできるような屋根はなく、所々残っている石積みの壁にくっついて、何とか雨のしのぐ。傘は持ってなかったのだが、上着兼用でレインウェアを持ってきていたので助かった。15分ほどで雨は止み、再び太陽が顔を出す。いわゆる通り雨、という奴だった。

遺跡自体がかなり広く、行って帰ってくるともう15時を過ぎていた。途中持っていたお菓子なんかは口にしたが、一気に見て回ったので空腹と疲労のダブルパンチ。行きのバスで降りたところへ戻って、メキシコシティへ帰るのバスへ乗り込む。行きとバス会社が違ったような気がするのだが、チケットを見せて乗れたので多分大丈夫なんだろう。無事宿まで戻ることができた。

一旦宿へ戻り、夕食がてら周囲をフラつくと、なんとすき家が。まさかメキシコシティで牛丼に出会えるとは思わなかった。出国して約1ヶ月、慣れ親しんだ味に焦ってしまったのか、注文の仕方が完全に飛んでしまった。ボタンを押せば店員さんが来てくれるのは、日本でも同じだったのに。

お世話になったお店
SUKIYA Genova
泊まった宿の前がジェノバ通りと言って、その並びにあるすき家。2024年現在メキシコ国内に22店舗展開しているとのこと。また、2024年から全店舗で日本産のお米を提供しているそうなので、メキシコで牛丼が恋しくなった人はぜひ。海外の日本食レストランって、お馴染みのメニューでもお米が違ったりするので、期待した仕上がりとちょっと違うな、という時がちょいちょいあるのよね。
メキシコすき家が日本産米を使うというニュースhttps://www.jetro.go.jp/biznews/2024/03/123d27a19b09618a.htm

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