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【小説】ビジネス戦史物語。月収4桁の14歳
はじめに
このお話は完全なるフィクションです。全て私が考えた作り話であります。
自分自身が昔から考えていたストーリーです。
最初は考えたとき、世にも出すほど物のでもない気がするんですが、考えを重ねた結果、私の頭の中ではフィクションでありながらリアルさを増すばかりで気になり続けていました。
そのため、遂に世に出そうと決めていま書き出しています。
もう一度、言っておきますがこれは完全なるフィクションです。
私の自作小説となっていますので、現実世界とは関係がありません。
まぁ、「はじめに」は
この程度にして、いよいよ本文に移っていこうとしよう。
最悪な中学時代
20XX年、世界は激動の時代の中で大きく揺れていた。
世界中で変化が激しくなる時代だ。
この世の中では生き残れるものとそうでないものの差が、はっきりとつくようになり、人間の2極化が進んでいた。
こいつは、そんな時代を生きている。
こいつとはだれなのでしょうか?
彼の名前は、「パテシェル」という。
これだけ変化の激しい時代にもかかわらず特に、何も考えてないで生きてきたやつだ。
彼は、今年で14歳になる。
しかし、彼は無気力そのもので、夢も希望もないまま自分の人生に当事者意識を一切持たずただ、惰性の瞬間を毎日のように過ごしてきているダメ人間です。
こんなに厳しい時代でも生き残る方法は存在するらしいが、それを知ること、学ぶことは一般的な水準の人にとって与えられない情報であった。
彼の所在地は日本のどこかで暮らしている。ただ各地を転々として同じ場所に一年間、以上暮らしたことがない。
というのも、彼の家庭環境は最悪で、離婚を繰り返しては職が安定しないままの状態を続けていました。
ただ、目先の幸せだけを追いかけて行動していた家庭。
彼の親は日雇いの労働を繰り返しては辞めて職を転々として日本各地を移動していた。
こんな、家庭環境に当たってしまったのですから、子供も安定した満足感を得られずに毎日を過ごし、特に期待することもなく惰性の瞬間を続けているのです。
果たして。
そんなパテシェルは、現在中学生となり学校に通っているらしい。
中学にはちゃんと通っているといっても偏差値の低い学校で「やんちゃ」が
多い。
授業中でも教室中はうるさくて雰囲気は最悪だ。
パテシェルの性格は陰キャラで「やんちゃ」な奴らとつるめるわけがなく教室では恥のほうに追いやられている存在だ。
そのうえ、彼は舐められる存在でよく馬鹿にされている。
彼は孤立を極めていた。彼にとっての学校は非常につまらなくて、むなしい場所となっていた。
そして、登校拒否するようになり孤独を極めている。
家にも、ひきこもるようになってしまい近所さんたちの間では
「鬱になったのではないか?」
と噂されるようになってしまった。
周りから見れば、情けない奴だがそんなパテシェルにも楽しみはあった。
ネットの世界だ。
幸いなことに、家庭環境が複雑で収入もほとんどない家でもギリギリ使える
PCはあった。
なんとこれが、彼にとっては唯一の楽しみで救いでもあったのだ。
そもそも、この時代の格差を広げたきっかけとなったのはインターネットの影響が大きい。
20XX年代となれば日本全国どこでも4Gが繋がり、お金を持っていなくても 新しい情報にアクセスできる時代だった。
この、特性を生かして行動に移して成功した人もいれば、いい加減な理解で なんでもかんでも、とびかかり酷い目にあったやつもいる。
要するにだ中途半端な知識で世の中を知ったかぶりになって何でもかんでも 「上手くいく」
という根拠のない自信をつけたからなのだ。
幸いなことにパテシェルはこのことを同級生の中でいち早く理解していたのだ。
毎日家に引きこもっては、ネットで有名な人の発言を聞いて情報を集めていたのである。
初のビジネス
それから、月日が経過した。パテシェルはネットのおかげで世界の広さを知ってこう考えた。
「ビジネスの世界に行きたい」
この時パテシェルは、学校や周りの同級生に対してよく分からない怒りを感じていたのである。
「みんな、楽しそうにしていて私だけいつも、くらい人生を過ごしている」
「もし、このまま社会に出たときあんな奴らと一緒な立場で働くのか?」
「そんなの絶対に嫌だ!」
彼は大きく誓った。
「こんなくそみたいな生活から抜け出して私は、あんな奴らよりも絶対にいい生活をしてやるのだ!」
パテシェルは、大きく行動することにした。
それは、
「ビジネスを初めてみることだ!」
かれは、昔から考えていたビジネスを開始する。
このとき、パテシェルは、こう決めた。
「あの時、私を馬鹿にしてきたやつらにいつでも社会的な制裁を加えてやれるような人間になる」
こう彼は、決心した。
それを実現するためには、お金を稼いですごい奴だと尊敬されるのが手っ取り早いと考えてビジネスを始めることになった。
パテシェル自身が引きこもり時代にネットで集めた情報だけを頼りに勉強してきたことを実践することにした。
そこで、彼が選んだのは
「待ち時間代行サービス」
であった。
これは、だれでも思いつきそうなビジネスです。
例えば、混んでいる店の予約をするとしよう。
そこで、並んでいる人のこう尋ねる。
「あなたの代わりに私が並んであげます。でも、ほんのちょっとお金を頂きます」
こうすることによって、代わりに自分が順番の席に並びサービスを受け取る順番の権利を相手に譲るということであった。
でも、この方法ではあまりたくさんは稼ぐことはできない。
なぜなら時間は有限だからである。どんな人間でも1日は24時間しかないのでどれだけ、活動しようが稼げる金額の上限なんてたかが、知れている。
パテシェルは、こう思った。
「仲間を作ろう」
パテシェルは、このビジネスは仲間なしではできいないことを理解していた。
そうと決めたパテシェルはネットで集めた仲間に協力を求めた。
まぁ、たかがネットの関係など知れている。薄いつながりでしかないのだろう。
誰一人として彼のビジネスには乗ってこなかった。
それは、ビジネスが成功する見込みがないからだ。
また、いくら魅力的なビジョンを彼が語れたとしても、それはパテシェルは自身の検証可能な過去の実績にリンクしていなければ意味がない。
これらの条件をパテシェルは満たしていなかったのである。
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