【台湾2泊3日_2日目】初の海外ひとり旅でやりたいことをだいたいやった
2024年8月中旬、夏休みにNEWTを利用して行った初の海外ひとり旅・台湾旅行2日目(台北)の記録。
この日は現地のバスツアーに参加して、野柳地質公園・ 十份・九份をまわった観光満喫デー。一生の思い出になった!!
1日目はこちら↓
朝食「軟食力」
2日目は寝落ち明けの7時起床。前日の台湾シャンプーのおかげで寝起きでも割と整った髪型で、美容師さんの技術に感謝が止まらない。身支度を整えて8時ごろには地下鉄に乗り「行天宮駅」へ。
朝から開いている観光スポットといえば寺社仏閣なので、早朝は行天宮に行こうと決めていた。その前に、近くにある人気の朝ごはん屋さんに向かう。台湾で初の朝ごはん、わくわく。
駅から道路沿いに歩いてしばらく行くと、目的の「軟食力」に到着。
前日に行った華西街のお店とはまた違って、おしゃれカフェのような雰囲気。QRコードでメニューを見て注文するんだけど、台湾風おにぎりわさつまいもボールなどの台湾らしいメニューがたくさんあって迷う。メニューの表記は台湾語と英語なので翻訳アプリにかけたりして苦戦していたら、お店の人が親切に写真付きのメニューをくれた。冷たい豆乳+プレーンの蛋餅+爆汁葱肉餅(すごい名前)のセットを注文。
美味しかった!!蛋餅は卵を巻き込んだ分厚いクレープのようなものだけど、もちもちでサクサク。爆汁葱肉餅はおやきのような感じで、外はパリパリ。かじると名前の通り肉汁が溢れてきた。真ん中は味噌ダレのようなもので、つけて食べるとさらに美味しい。豆乳は今まであまり飲んだことがなかったけれど、あっさりしてるのに優しい甘さがあって、もう1杯飲みたくなるほど美味しかった。
行天宮
食べ終わると9時30分くらいで、すぐ近くの「行天宮」へ。神社だと思っていたけど、皇帝が祀られている場所らしい。
龍山寺に負けず劣らず、細かな装飾と華やかな色遣いが素敵な建物だった。
午前中でもたくさんの地元の方が参拝していたので、並んで私も手を合わせた。
ここでも御朱印のような記念スタンプをもらうべく、社務所に行き「御朱印をいただきたいです」とGoogle翻訳に打ち込んで見せる。快く大きな丸いスタンプを貸してくださったので、龍山寺のスタンプの次のページに押した。
龍山寺での反省を活かし、対応してくれた方に「お賽銭はどこで渡せますか」とGoogle翻訳を見せると、また別の窓口に案内された。100元(約500円)納めたが、適切な額なのかは正直わからない…。
永康街
バスツアーの集合時間までまだ時間があったので、MRT中和新蘆線(路線図では黄色)に乗って東門駅へ。永康街でお土産物を探すことにした。
天仁茗茶
駅のすぐそばにあるこのお店は、台湾ではかなりメジャーらしい。午前中だったからかテイクアウトをやっていなくて残念だったけど、「鉄観音」とか「913茶王」とか有名なお茶のティーバッグがいくつか買えてよかった。あと、凍頂烏龍茶の茶葉も買ってみたので飲むのが楽しみ。
JCBカードを使うとクーポンで割引になったのが嬉しかった。
小茶栽堂
もう1軒行ったお茶屋さんは、めちゃめちゃオシャレな雰囲気で売っているものも可愛いデザインだった。1つずつ買えるきれいな花柄の袋に入ったティーバッグがあったから、家族と友人のお土産にいくつか買った。風味もいろいろあって全部欲しいくらいだった。
SUNMERRY
パイナップルケーキの有名なお店もあったので行ってみると、パン屋さんの片隅にお土産コーナーがある感じ。看板に日本語も書かれていてウェルカムな雰囲気だった。
ここでは5個入りの一口パイナップルケーキ(確か100元?かもうちょっと安いくらいだった)購入。帰ってから食べたけど美味しかったし、パッケージの目と目が離れたパイナップルのキャラクターのかわいさがクセになる。
バスツアー
たくさん買ったお土産をホテルに置いて、午後は予約していたバスツアーへ。
参加したツアーはkkdayのこちら。野柳地質公園→十份→九份の3スポットを半日で巡れて、日本語ガイド付きでお手頃価格だったので、複数見比べてこのツアーに決めた。
集合場所に着くと、私の行った日は20人くらいの参加者がいた。他の参加者は全員日本人で、ガイドさんは日本語ペラペラの台湾人の方。移動は大型の観光バスだった。おひとり様は私だけだったけど、それで疎外感があるようなことは全然無くてよかった。
1つ目の目的地「野柳地質公園」は海のそばにあるので、バスから見える景色も市街地とは全然違い新鮮だった。
野柳地質公園
台北駅からのバス出発から1時間ほどで到着する野柳地質公園は、不思議な形の岩がたくさんある海辺のエリア。
ここで有名なのは「女王の頭」と言われている岩なんだけど、本当に女性の顔に見えてすごい。写真を撮るための行列がここだけすごかったから諦めたけど、少し遠くから見られてよかった。
女王以外の岩にも「メロンパン」とか「キノコ」とか色々な名前がついているが、正直どれがどれだか分からなかった。「ハート岩」だけはちょっとわかったかも。
「ミイラ岩(どこが…?)」から顔を覗かせて写真を撮りあう韓国人女子たちを目撃して私も撮ってもらいたくなったけど、「ケンチャナヨー」と仲良く会話してる中に語学力ゼロ日本人が首を突っ込む勇気はなかった。
そのため、近くにいた欧米人の3人家族にカタコトの英語でシャッターを押して欲しいと頼んだ。パパさんに「僕と一緒に撮りたいの?w」と英語オヤジギャグを飛ばされたけどさすがに自分だけで撮ってもらい、代わりに家族の写真を撮ってあげた。とても優しい家族でありがたかった。
暑かったけれど、異世界みたいな景色と綺麗な海に囲まれて、旅行ならではの時間を過ごすことができた。
十份
バスツアーは進みさらに1時間後、ランタン飛ばしで有名な街「十份」へ到着。驚いたのが、 バスが十份が近づくにつれ、空にたくさんのランタンが飛んでいく様子が見えてくること。海外に来た!という実感が1番湧いたのがこれに気がついた瞬間だったかも。
食べ物の屋台やお土産屋さんの並ぶ通りを抜け、ツアーで申し込んだランタン屋さんに参加者全員で入店。バスの中でガイドさんから聞かれた色のランタンがすでに用意されていた。色にはそれぞれ意味があって、願いを書いて飛ばすとそれが叶うと言われているらしい。
願い事を晒したら叶わなくなる気がするから秘密にするが、ああでもないこうでもないと書くことを考えるのはとても楽しい時間だった。久しぶりに筆も持ったし。ひとつだけ、黄色と青のランタンには大真面目に仕事への意気込みを書いたけれど、今思えば「宝くじが当たりますように」とか書いとけばよかったかも笑
書き終わったら電車の線路の上に移動していよいよ飛ばす準備。電車は1時間に1本しか来ないからこのようなことができるらしい。
ランタン屋さんがたくさんあるため、平日でもものすごい人数がランタン飛ばしをしていたが、おひとり様は私だけ。でも、担当の人がにこやかに迎えてくれて、写真も動画もたくさん撮ってくれてよかった。
この大きなランタンの下の方に紙を設置して、そこに担当の人が火をつけてくれる。ランタンの口の部分を持ってパッと手を離すと、まるで天から引っ張られているみたいにスーッと上がっていき、やがて見えなくなっていく。
映像などでは何度も見たことがあるが、実際に自分が願い事を書いたランタンが飛んでいくのを見ていると、静かに感動が広がって清々しく穏やかな気持ちになった。人混みの中なのに厳かで不思議な感覚だったし、本当にやってよかった。
ツアーのガイドさんがまとめて注文を取ってくれたので十份グルメも満喫できた。
お店はおそらくここ。クレープはもちもち、ピーナッツは歯応えがあってアイスとピッタリ。とてもおいしくて、この日は暑かったので余計に癒された。
写真の撮り方が下手でどこのお店だったのか分からない…。八角の香りがしっかりして、辛くないのにスパイスの風味がする、いい意味で海外らしいクセのある美味しさでテンションが上がった。結構大きいし肉と炭水化物なのに全く胃もたれしなかった。
九份
十份を去り、バスツアーも終盤。次の目的地は、「千と千尋の神隠し」の舞台という説がある街・九份。バスの中でガイドさんが地図を配ってくれて、食べ物やお土産屋さんなどの有名なお店を教えてくれた。
有名なお茶屋さん「阿妹茶樓」の予約をツアーのオプションで取っていた(追加料金が確か1500円くらい)ので、他の参加者と一緒に店内へ。
「阿妹茶樓」では、7〜8人1テーブルで店員さんからお茶を入れる実演を見せてもらい、その後お茶とお茶菓子をいただいた。
お茶は阿里山の烏龍茶とのことで、同じ茶葉で5〜6回飲むことができた(蒸らす時間が確か回数×10秒ずつ増える)。個人的には後半になるにつれてお茶の味が濃くなって美味しく感じた。
お菓子は左下から、甘めの梅干し、わらび餅のようなもの、落雁のようなもの、ごまの薄焼き煎餅のようなもの(正式名称わからず)。どれも上品で美味しかったし、特に甘めの梅干しと落雁は日本で食べたことのない味で新鮮だった。
さらに、使った茶葉は参加者で分け合って持ち帰ることができる。私もいただいて家で飲んでみたけれど、まだまだしっかり美味しいお茶の味がしたのですごくお得なサービスだったと思う。
お茶を飲み終えたら1時間弱の自由行動。よくネットなどでも言われていることだが、九份は道が狭くて階段が多く、ものすごく混雑している。
賑わっていて楽しいんだけど、ひとり旅の中、お茶屋さんの相席で久しぶりに他者と関わったプチ疲労もあり、すぐにメインストリートに行く元気はなく20分くらい別の飲食店に行った。今思えばちょっともったいなかったけれど、そのときはそうしたかったのだ。
「阿妹茶樓」も景色が有名なお茶屋さんだけど、今回行ったのは1階の小部屋だったので、この飲食店で絶景を見ることができてよかった。ちなみにこの飲食店、「ウサギまん」を頼んだらブタの形のおまんじゅうが出てきたし、そのブタまんは蒸されているのに冷たかった笑
飲食店を出てメインストリートをぶらぶら。賑やかで、色々なお店があってテンションが上がる。せっかく来たので名物を食べることにした。
カラフルな白玉っぽい名物スイーツ「芋圓」。よくSNSなどで見かけるピンクのパッケージの店とは違うところだが、大きな鍋からお玉で「芋圓」を掬う様子が目に止まり、ここで食べてみることに。
売っている場所は屋台で、隣にイートインスペースがある。ここの芋圓は写真に黄色・黒以外にピンクなど数種類が一度に入っていて、さらに緑と茶色の豆(あずき?)もある豪華版。芋圓は白玉っぽいのかなと思っていたが、それよりもモチモチしていてお芋の味が感じられるので少し違ったかも。優しくてあっさりした甘さでありながら、しっかり食べ応えもあって美味しかった。
しばらく歩いていると、ガイドさんが言っていたお菓子屋さんを見つける。
タイミングよく試食をもらうことができておいしかったのでパイナップルケーキ(多分パイナップル100%)とヌガークッキーを1つずつ購入。家族で午前中に買ったサンメリーのパイナップルケーキと食べ比べしたいなーという思いもあった。もちろんどちらも美味しかったけど、個人的にパイナップルの果実っぽさが強く感じられたのは江家、サクサクの生地の美味しさが印象に残ったのはサンメリーかな。あと江家のパイナップルケーキ、個包装の紙箱を開けたらいきなり現物が登場するからびっくりした。
あとは来た道を戻りながら、アニメの中に迷い込んだかのような独特な夜景の写真を撮った。
今思えば小籠包のお店もあったし、肉圓とか他の名物も食べれば良かったし、花文字も書いて貰えば良かったとちょっと後悔している。ただ、暑くてあたたかいグルメには食指が動きにくかったし、なによりそのときは満ち足りていた。
最後の写真はツアーで一緒だった日本人の若者が撮ってくれた。ありがとう。
写真で見ても綺麗だけど、その場にいると野柳地質公園とはまた違う異世界感があって面白い感覚だった。歩きながら、ワクワク半分で「この世界から帰れなくなるかも〜」と思ったけれど、なんか普通に駐車場に着いてしまった。
楽しかったバスツアーも九份が最後の地。このあと1時間ほどバスに乗り、台北駅で解散した。台北101で降りることもできたから展望台で夜景を見て帰ろうかとも一瞬思ったが、時間がギリギリすぎて諦めてしまった。次回台湾に来ることがあれば、昼に九份で食べ歩きをして夜に台北101から夜景を見るのも良いかもなと思った。
ツアー参加中は天気にも恵まれ、渋滞に巻き込まれることもなかったことも大きいけれど、ツアーは本当に参加して良かった。ガイドさんが親切とか日本人だけで安心感があるとかはもちろん、いつかは行ってみたいような、でも行けるとは思っていなかったような気がする場所を1度の旅行でテンポよく回れたのが嬉しくて、終わった時すごく満たされた気持ちになれた。3箇所とも美しくてふしぎでワクワクして、ちょっと切ない気持ちになった。
この日こそ夜市に行くなりがっつりした晩ご飯を食べるなりした方が良かったのだが、私の頭の中はまたあの言葉でいっぱいになった。
「ホテルに帰ってからシャンプーとドライヤーしたくないなぁ…」
ひとり旅は自分の欲望へ正直になれる。バスを降りてすぐに私は周辺の美容院を探し始めた。
台湾シャンプー(2回目)
昨日に続いて遅い時間の美容院に行き「台湾シャンプーできますか」と書いたGoogle翻訳を受付に見せる。例によって店名は伏せるが、快くOKしてくださってありがたかった。
色々な形にして楽しませてくれるし、髪の毛サラッサラで超いい香りになるし、幸せな1日の締めくくりだった。
帰りは昨日に続いてホテルまでUBERタクシー。この日は85元(365円)、お得すぎる。
21時30分くらいにはホテル到着。お昼に永康街で買ったお土産を置きに戻ったとき、ファミマでジュースを買って冷やしていたので、お風呂上がりに飲んでみる。
この夜に飲んだのはスイカジュース。100%と書いてある通り、成分表示を見てもスイカの果汁以外のものが書いていなかった。とてもおいしかったけど、それ以上に「スイカ!!!」って感じ笑 おいしさはもちろん、独特の青臭さとかも見事にそのままペットボトルの中に収められていた。でもこれがコンビニで買えるのがすごい。
ブラックコーヒーは昼に飲んだけどまあ普通で安心、翌日の昼に飲んだ真ん中の烏龍茶は茶葉が入っていて香り豊かでとても美味しかった。
この日もシャワーを浴びてガイドブックを読んで日付が変わる前には寝た。
最終日・3日目に続く。
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