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覚悟 -病める時も、健やかなるときも-
島根スサノオマジックのブースター一同、
あなたは島根スサノオマジックを、
病める時も、健やかなるときも、
Bリーグ発足時、多くの関係者の方々の尽力や地域の願いもむなしくB2スタートとなった時も、
「最短B1」をスローガンに掲げ、その言葉通り超満員の総体で永遠のライバルを相手にB1昇格を決めた時も、
初B1ホーム開幕戦でディフェンディングチャンピオン栃木を延長戦の末破り、キャプテン佐藤公威から「島根に来てよかった」という言葉をもらった時も、
B1の高い壁にぶち当たり、当時の記録となってしまった21連敗を喫し、その流れを変えられぬまま敵地でB2降格を喫した時も、
「這い上がろう」を合言葉に再びB1の舞台を目指し、苦しんで苦しんで苦しみながらも、前年度の悔しさを知るメンバーを中心に再昇格を成し遂げた時も、
島根の戦いぶりがとある大企業の代表取締役の目に留まり、チームの運営をサポートしてもらうことが決まった時も、
チームの不祥事が発覚し、Bリーグファンから一斉に非難の目を向けられた時も、
世界中で猛威を振るった流行り病がBリーグにも影を落とし、あの大声援を送ることができなくなった時も、
8連敗した時も、8連勝した時も、
リーグを代表する名選手やオリンピアンが島根の地でプレーすることを選んだ時も、
その新戦力が躍動し、Bリーグが始まって以来一度も勝つことができていなかった強豪クラブをついに撃破した時も、
どんな劇的な勝利を収めても、どんなひどい負け方をしても、
この先どんな喜びに浸ることがあろうとも、
あるいは耐え難い苦しみが待ち受けようとも、
変わらずに"覚悟"を持って応援し続けることを
「誓」いますか。
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開幕戦でキャプテンが発した「覚悟を持ってもらいたい」という言葉から感じたことは2つ。
ひとつは、「逆境には慣れっこだよ」ということである。先程羅列した過去の出来事からも分かる通り、創設から12年を数えるスサマジはあらゆる浮沈を経験してきたチームである。それらを見てきたブースターは今後訪れるであろうちょっとやそっとの逆境では動じないと信じたいし、筆者もいちブースターとしてその心構えを持っていたいと改めて肝に命じた。
ふたつめは「それ以上の覚悟を選手はしているのだな」ということ。「CS目指します」「優勝します」という言葉は分かりやすく、往々にしてスポーツ選手が口にするものである。(それが悪いということであると言う気は更々ない。現に安藤をはじめとするスサマジ戦士もCS、優勝を目標として掲げていた)しかし、ブースターに「覚悟を持て」と発信するのは並大抵のことではできない。ブースターにそれを求めた以上、1秒たりとも気の抜けたプレーはできない。それを分かった上でのあの一言だっただろうし、成し遂げる自信があるということがひしひしと伝わってきた。
ここまで14試合を消化し、10勝4敗と波に乗っているスサマジ。「覚悟」を持った新キャプテンは紛れもなくその立役者である。残り46試合、そしてその先へと向かう道のりで、どんな姿を示してくれるのか。非常に楽しみである。