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離乳食のギモン③そもそも準備が大変すぎ。どうして手作りにこだわるの?

妻のショウガです。
今回も離乳食のギモンシリーズ③です。
私も離乳食は手作りするもの、という考えになりがちですが、どうしてそのような考えになってしまうのか、メモしてみました。

離乳食のギモン③そもそも準備が大変すぎ。どうして手作りにこだわるの?

離乳食についていろいろと調べて感じたことは、離乳食を簡単・安全に作るテクニックや時短グッズがたくさん紹介されているのに比べて、積極的に市販のベビーフードを活用する離乳食事情についてはまだまだ情報が少ない、ということです。

指導されているような離乳食の作り方や内容を見るに、これを1からすべて手作りするのは、あまりに効率が悪く、料理好きな人であっても面倒に感じると思います。
ごく少量の調理はやりにくいうえ、多品種小ロットであるほど手間がかかります。

ベビーフードはとても優秀

一方、市販のベビーフードは非常に優秀で、月齢に合わせた素材、味付け、形状、粘度に調整されているし、しっかりと衛生管理もされ、封を開けなければ長持ちするものも多く、備蓄品としても活躍します。

そのままで食べさせられるもの、水を混ぜる粉末状のものなど、用途に応じていろいろなバリエーションがあるうえ、値段もお手頃です。材料を購入し、1つ1つ調理する手間を考えると、初めからベビーフードを使った方が合理的な場合も多いでしょう。

手作りの方が愛情がある?

離乳食はベビーフードという最強ツールがあるのに、「手作りするもの」とか「手作りした方がいいもの」いう雰囲気がある気がします。
日本の子育てにおいては、手間をかけること、時間をかけることを美徳とするような価値観はいまだ根強いのではと感じています。

それ自体が悪いとはまったく思いませんが、子育てにおいて、離乳食以外にもやることはいっぱいあります。
子どもと遊ぶのはもちろん、授乳や食事、おむつ替え、お風呂に寝かしつけ、家事などの日々のルーティーン、月齢・年齢に応じた部屋のレイアウト変更や環境作りなどなど・・
子どもがぐずった日には、1日の予定が全部パー・・ということもあります。泣

やることはたくさんあっても、自分の体は1つだけだし、時間はあくまで有限です。
その中で、およそ半年〜1年くらいの離乳食を手作りにこだわることが、どれだけ重要なのか、一度冷静に検討することが大切だと思います。

ベビーフードは添加物が心配?

手作りの方が安全、ということとの引き合いで、ベビーフードは添加物が入っているから危険(安全とは言い切れない)という話を聞くことがありますが、個人的には心配する必要はないと思っています。
というのも、赤ちゃん向けの食品に作られている以上、ある程度の安全性をうたえないと商品として売れません。添加物が入っていたとしても、必要最低限だと思っています。

また、多少値は張りますが完全無添加のベビーフードももちろん販売されています。

何をもってして「無添加」と考えるかですが、手作りにしたからといって、無添加の食事を作れるのかと言うとそれも難しいのではないでしょうか。
使う野菜に農薬が使われていたら?調味料に添加物が入っていたら?

気にし出すとキリがないですよね。

同様に、完全無添加であることがどれくらい子どもにとって重要なのかも個人の価値観によってまちまちであり、そこに正解はありません。
我が家の場合は、子どもが成長していく中で添加物を避けることは難しいと考え、過度な心配はしていません。

インスタのおしゃれ子育てで落ち込む?

インスタで、 #離乳食 で検索すると、離乳食のガイドブックに出てきそうな、いやむしろ、それよりもキレイで可愛くて美味しそうな離乳食がたくさん、どうやら手作りしたものばかりが並んでいます。

あまりのおしゃれさに、ちょっと引くくらい、とにかく「キラキラ」してる。
SNS、特にインスタで投稿されるものは、基本的には見る相手を想定し、ある程度は加工されたものが多いとわかっていても、自分と比べて落ち込んだり、焦ってしまったりするんですよね。
特に子育て中は孤独を感じ、手軽にスマホで調べた情報が、自分の世界の中で起こっていることのように感じることもあります。

わからないこと、知りたいことを調べるのに、スマホ1つですむのは本当に便利ですが、そこでアクセスした情報が必ずしも正しいものというわけではないし、知り得た情報をどう活用するかは本人次第です。

我が子のことを思うと、なんでも気になって調べすぎたり、他人と比較したりしてしまいますが、自分のメンタルのためにも、見て落ち込んでしまうようなものには最初から触れない、というのが鉄則だと自分にも言い聞かせています。

我が家の対応 いろいろなベビーフードを活用中 

我が家では、私がそもそも料理が好きで、趣味に近いところがあるので、ベースは手作りです。
ただ、手間がかかるし、レパートリーを増やすことにも限界があるので、いろいろなベビーフードを用途に応じて使い分けています。

ほうれん草や小松菜などの葉物野菜、枝豆やコーンなどの豆類、下ごしらえが面倒なものや、レバーなど、下処理が複雑、保存にも気を使うものは市販品を使います。

そのほかでも、

・外出時や時間に余裕のない時は、パウチタイプや瓶詰めタイプ
・ほとんど量を食べない初期は、お湯で溶かす粉末タイプの野菜もいろいろ試しました
・ベビーフードで月齢ごとの食材の大きさや固さや、味のレパートリーを勉強

などなど、ベビーフードを楽しく使っています!

ベビーフードって楽だし、楽しい!

ベビーフードって、いろいろな種類があって、見ても買っても楽しいんです。
まず、「こんなものあったらいいなー」で探すと、だいたい近しいものがあるし、自分ではなかなかできない手の込んだメニューや、思い浮かばない食材の組み合わせもある。
楽しいし、勉強になります。

家庭の生活リズムや子どもの個性、親の価値観に合わせて、上手に選ぶことができるようになっています。
企業努力の賜物だし、そういうニーズがある、ということですよね。

子育ては大変なことばかりだけど、いろいろなサービス、商品を上手に使いながら、ちょっとでも楽しく、笑顔で子育てしていけたらいいなと思います。

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