妻の私が夫に育休を取得して欲しいと思った理由#1

妻のショウガです。
夫が、なぜ育休を取得したのか、という記事を書いていますが、妻目線でも、なぜ育休を取って欲しいと思ったのか、書いておきたいと思います。

誰のため、何のための育休なのか

育児休業とは、子どもを養育する義務のある労働者が法律に基づいて取得できる休業(つまり労働者の権利)のことです。

その目的を改めて調べてみると、

育児をしやすくするために、事業主が所定労働時間に配慮した支援や、その他必要な措置を行い、労働者の退職を防ぎ、雇用を継続するとともに、育児によって退職した労働者の再就職を促進するもの。
育児を行う労働者の仕事と家庭生活の両立を支援することで、日本の経済や社会の発展を目指すもの。

といったことが書かれていました(ショウガなりに要約してます)。
https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/000355359.pdf

なんとなく頭でイメージしていたものの通りでしたが、改めて、これを我が家に置き換えて考えてみました。

ワンオペ育児を回避する

妊娠してから、妊娠・出産・子育てのことを調べていくと、当たり前のように出てくるパワーワード。
ワンオペ育児。

ワンオペ育児とは、その名の通り、ワンオペレーション、たった1人で育児にまつわるあらゆる作業をおこなうことを指します。(ちなみにワンオペレーションは和製英語)
1人ですべてを行う過酷な状況に近いことから、夫婦のどちらか一方に家事や育児の負担がかかっている状態を「ワンオペ育児」と呼ぶようになったそうです。
https://kidsna-sitter.com/article/child-raising/1660

日本では、その負担の多くが母親側にかかっていますが、私は最初からワンオペ育児をするつもりはなかったし、絶対に回避すべきだと思っていました。

まず、子育てを1人でこなす、なんてことは、現実的には相当難しく、精神的にも体力的にもかなり厳しいだろうと予想していました。産後の体はボロボロでしょうし、初めて母になるプレッシャーも相当なものでしょう。
また、完璧主義の自分の性格が災いして、親子ともども疲弊するだけでなく、それが産後うつや、産後クライシスの引き金になり得ると思ったのです。

いろいろな理由によって、ワンオペ育児を選択している、もしくは選択しなければならない事情があり、かなりきつい思いをしながらも踏ん張っている人がいることを知っています。
シングルマザーやファザー、パートナーの単身赴任、病気やケガ、頼れる肉親や親しい人が近くに住んでいない、等、自分一人では回避できないこともたくさんあります。

一方で、両親ともに健康で、同じ家に暮らしているにも関わらず、どちらかに(母親に)育児がほとんど任されている実態も多く存在すると思います。

私たち夫婦は幸運なことに、自分たちの努力や工夫で、ワンオペを回避できる範疇でした。

育児スキルを同等レベルに揃えたい

・病気やケガ、不慮の事故等、夫婦のどちらかに不測の事態が起きたとしても、それでも一通りの育児に困らないようにしたい
・ママしかできないこと、パパしかできないことを減らすことで、子どもがいる生活の中でも、臨機応変に対応しながら、お互いのフォローをしたい
・病気やケガがなくても、ママやパパを休む日も必要

といったことを考え、育児スキルは同等にしたい、と考えていました。

すごく細かいことですが、例えば、「おむつ替え」ひとつを取っても、おむつを替えておしまい、ではありません。おむつやおしり拭きの場所を知っていて、おむつを替えるタイミングを理解していて、おしりをキレイに拭いて、おむつかぶれがないかチェックし、おむつを替えたら、ゴミ箱に捨てて、おむつやおしり拭きの在庫にも気を配らなければなりません。

よくある落とし穴で、おむつは替えられる、だけども前後の作業がわからないというケースがあります。もちろん、当の本人は、おむつは替えられるので、おむつ替えができるという認識です。
しかし、これでは、おむつやおしり拭きの場所、タイミング、肌荒れチェック、ゴミの捨て方から在庫管理まで、全部を教えなくてはならず、教える側の負担が大きくなってしまいます。

そうなると教える方も、だったら自分でやった方が早い、と相手に助けを求めなくなり、悪循環を生みかねません。

「おむつを替える」という1つの作業だけで、おむつ替えは完結できないことを知っていて、関連作業まで頭に入っている状態が理想です。

つまり、取るだけ育休(家事・育児に費やす時間が1日当たり2時間以下)はしないし、させない。

私は、教える手間も、教えられる手間も省きたかったので、差がついていない最初の段階から、同じスタートを切り、同じくらいで成長していきたいと思ったのです。

#2へ続く

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