こういう男が熟年離婚の予備軍?
大人ひとり月1万5000円で生活が出来るか?
聞いた話で恐縮だが、50代で年収1200万の夫が、生活費として1万5000円×家族人数しか出さないそうだ。
もちろん夫も家に同居し食事もするので、夫自身の生活費も1万5000円でやれと言っているらしい。4人家族なので1ヶ月の生活費は6万円である。お金持ちほど吝嗇であるとは言われるが、世間相場的に見てどうなのだろうか?
ましてや妻も今は仕事を始めたので、何と!妻の分の生活費は廃止され、大学院に進学した子供がいるらしいが、大学院生は社会人だからバイトをしろといって同様に生活費は廃止されたとのこと。なかなかの吝嗇なのか、教育方針なのか、厳しい考え方のように思えた。こういう男が熟年離婚の予備軍になるのは間違いないだろう。
それに対して、女性の社会進出は年齢知らずだと見ていて思う。人生100年と言われるのに、男は50歳を過ぎると落ち着くというか、力無くすといった感じの人も増えてきて、55歳を過ぎると「もう完全に先が見えました」的になってしまう人が増えるが、世の中の女性はそうではない。50歳を過ぎてなお、どんどんチャレンジして邁進する尊敬できる女性たちがいる。
知っている人の話になるが、心理職では唯一の国家試験である「公認心理師」の試験を一発合格した50代前半の女性がいる(臨床心理士は民間資格で、国家資格は公認心理師である)。
もっともこの人は福祉系の仕事をしてきた人で、社会福祉士と精神保健福祉士の両方を持っている人だから、公認心理師の受験も全く手が届かないものではなかっただろう。しかし、独学で50歳を過ぎて一発合格したのだから凄いと思う。
あるいはパチンコ屋の店員など色々ふらふらしてきた人が、何を思ったか一念発起して50代後半になって「電気工事士」の資格を取得した女性がいる。電気工事士だから外での仕事ばかりだろうが、それが楽しいという。年収は800万円である。立派なものだと感心する。電気の無い社会は考えられないので仕事は山のようにある。そして手に職を持っていれば、自分でやめない限り、生涯喰っていけること間違いない。
そして、同じ50代後半で「司法書士」試験に合格した人。この女性は高卒で大学に入っていないので法律の勉強をしたことがない。それまでは服飾関係の仕事をしていたらしいが、自力で頑張って司法書士に合格した。合格まで5年間かかったというが、ゼロから始めて、更には50代後半という年齢で取得できるのは天晴れと思う。これも自分で辞めなければ一生涯高給取りで、独立も出来る。
草臥れた男や、威張り散らす男などと違って、女性の社会進出は年齢知らずである!この時点で男は女性に負けていると思う。私は女性を応援する。
#note #エッセイ #高齢者 #フリーター #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))