ぐうの音もでない浮気夫

バカなのか性癖なのかは分からないが、世の中には何ともビックリな浮気夫がいるという話を聞いた。
50代後半の熟年離婚に発展しそうな話であるが、とにかく浮気夫が浮気の証拠をバレバレなところに置いていたので発覚したという話。

清楚な妻は夫を信じ切り、子育てと家事に専念してきたが、ある日子供が家族の共通のパソコンの中に不審な写真を見つけてしまったらしい。
それは写真データで、夫と不倫相手のツーショットや、ホテルでの裸の不倫相手の画像や、さらには不倫相手の「今日のパンティ」らしい何枚もの下着の写真が、家族共有のパソコンの中のデータフォルダに整理して納められていたとのこと。

それで共用しているパソコンの中を妻が詳しく調べてみたら、夫が書いた細かな日記があり、その中に詳細な不倫相手との内容が丁寧に書き綴られていたとのこと。それも、夫は通勤電車などの中でスマホで日記を書き、家族共用のパソコンにメールで日記を送り続けていたというのだ。

何とも分かり易すぎるというのか、リスク管理の考えがないというのか、性に大らかと言っていいのか、妻にも不倫を自慢したかったのか？・・・ともあれ理由は分からないが、写真と日記の緻密さは異常の域に達していたとのことであった。

そんな分かり易い証拠を暴露されてしまったら、夫としてはぐうの音も出ない。逆に下手な言い訳などせずに、裁判もせず素直に妻の言い分を受け入れて処理および清算をしてしまった方が良いとしか思えない状態らしい。

なかなか不思議な男もいたものだと思う。ある意味、潔い神々しさすら感じてしまった。
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【記】やく・たたず（屋久 佇（竚））