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弱者ポジションや弱者が対峙してるポジションへの反応傾向を、内実の不健全さ保存に繋がる表層関係処理とさせない為の働きかけについて
2020-6-001
自他とか、他生物や無生物とか、主題や概念とか、場に置かれ得る対象すべてについて、
場の本質に即した扱われ方(割り振り)が妥当。
この立場に立つと、状況上の自然な振る舞いを貫く、つまり、
内面に置かれたものがどう具体化されてようとも、外的には局面の性質でさらに具体化される事情で、
ある差異に関し他者が大騒ぎや見て見ぬ振りをしてほしい場合に、要望とのずれが生じ得るし、
そのずれが迷惑や傷として受け取られたとしても受け手(他者)の責任、という態度となります。
しかし、当然、自分においても同じ事が言える為、客観的に見て己が何かを負ってる場合であれ、
状況上、迷惑感なりを捨象する(迷惑や傷として受け取らない)ケースも出てくるわけです。
かけても良い類の迷惑を以上の内容で規定しつつ、人を助けるという事象もその範疇に収める事で、
フェアを越えては助けない、アンフェア(局面と次元設定の合致失敗)主体の救済優先度を下げる、
つまり、自他の健全性(いらぬ疲弊や依存の回避)も、
フェアアンフェアの扱い差がない(フェア主体が泣き寝入りしてる)世界を防いだり、
対象が持つ要望のアンフェア部分の実現阻止により対象のアンフェア化を抑える事も可能になるはずです。
内と外の差を無くすという内容(内外の内実の確からしさ検討は二の次な態度が、
抽象具体の、全体部分の関係構造の立ち上がり方への問題意識の形態に響いてる)の為に、
逆方向に向かってしまうリベラルも、特段悪意もなく、欧米の歴史事情の相対化も可能なら、
実際には次の構造があるだけとも思えるので、方向転換は全然可能、十分してもらえると期待します。
ヨーロッパは古代終盤に内外差を無くす倫理方針を採用、中世でその現実的運用を強引に可能にし、
デカルトホッブズが中世の弊害を抑え込むが、内外分離という反動形での解決な為、根本解決でなく、
その弊害(近代の弊害)を古代返りや近代への表層批判が実態のセンス(中世の努力も無視)でもって、
抑え込んだり乗り越えようとする人達がいて、彼らは事実上、害の形を変えてるだけ。
反動の振り子から降りるには、取り上げる差異を局面(場の本質)に即したものに限定する必要あり。
というのも、欧米でリベラルが未だ影響力を持つ以上、彼らの方向転換、特に、
次元設定操作性の高さとしての人間性が局面と着目無視の合致につぎ込まれてる世界の構築、この意味での、
人間性回復への、人間性が生かされてる方向への彼らの協力取り付けが人類の目下の課題と思うからです。
(算数の文章問題なり理科の実験なりで小学生にも見られる、局面を踏まえた次元設定の能力が、
抽象不足故に原理レベルでは獲得されてない結果のものとして、経済や政治の現状を見ましょう。)
その回復は言わば、個人で言うところの、
アイデンティティの割り出し、引き受けに失敗してる状態からの回復に当たると考えますが、
AがAである限りそのAが引き受けざるを得ない要素と言えるまで、
代替可能な要素を削ぎ落とし切っているいないについて、
つまり、内実の確からしさについて、不問のまま保障を語るから有害なわけで、
課題には、弱者ポジションを内実不問で保障し、弱者が対峙してるポジションと見るや、
代替不可能な固有性すら引き受けを放棄、無化させようとする反応傾向、解決傾向の検知も含まれます。
(その不問は、同種の他との共通要素の捨象が埋没してる、という世界標準知性が持つ傾向、
言わばパラダイムの、内面や局面などの性質規定への反映という弊害でもある、つまり、
各々の内面が持つ偏りについての、置かれる場とは無関係な肯定に、歴史性による特化に、実質を与えたり、
場から受ける具体的扱いと場の代替不可能な固有性に即した扱いとのずれを掴まえる能力の獲得が、
現行教育の枠内にいる限り期待できない現状の弊害でもあると思われます。)
フェア主体(場の本質に即してる状態の保存形を上限とし、保存の帰結を引き受けてくれる主体)だけが、
有限性(内外境界)を与件と認め、内在(資質や内面)外在(環境や局面)の代替不可能な性質を取り出し、
注力の方向や程度に関する根拠とする、という意味での自由な主体(限定を低減させてる主体)だけが、
抽象化と具体化条件割り出しでの差異形パターンの網羅志向、
問われるべき事(場の性質)と捨象対象との合致配慮、
この両者の相補性(抽象化や具体化条件割り出しは後者下で展開され、かつ、場の性質把握も展開する)を、
知性や倫理の実質としてる、さらには、有限性(限定作用)一般への対処原理として、
抽象と具体の行き来による確からしさの向上(仮説と実証の行き来)や確保(場との齟齬解消)という、
日常(歴史性)に取り込んでる主体だけが、
保障に値するとの態度に善や正義の健全化(主体間の表層関係処理からの脱却)を見てもらい、課題達成に繋げましょう。
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