YOUTUBEチャンネルに期待されること
NOTEを始めるようになって、この1月で10ヶ月目になりました。
自分の音楽作品をご紹介するために、自分のyoutubeチャンネルを開設して音楽動画を投稿し、そのリンク先をNOTEの記事に貼り付けたりしています。
これまで漠然とyoutubeチャンネルに動画を上げてきましたが、今年の最初のテーマとして、そもそも望ましいyoutubeチャンネルの運営の仕方についても勉強してみようと思いました。
そこで、手始めに次の書籍を購入してみました。
生パスタ著;YouTubeチャンネル成功のツボ77(ソシム株式会社 発刊)
ちなみにこの書籍に付けられた帯には、次のようなコメントが付けられています。
YouTubeにおける良い動画の条件とは
この書籍を購入してから日も浅く、まだまだ序の口状態ですが、ここではCHAPTER2の「YouTubeとはそもそも何なのか? -Googleのビジネスモデルを理解する」に記載されている内容について触れておきたいと思います。
ここではYouTubeにおいて「良い動画」とは、
①YouTubeの運営者であるGoogle LLC、
②広告出資者
③視聴者
④動画投稿者
それぞれの利益を最大化できる動画であるとして
Google LTCにとっては、YouTubeというサービス自体の価値の向上がはかられること、広告出資者にとっては、YouTube上に表示される広告をみた人に製品、サービスを買ってもらえること、視聴者にとっては、それぞれの興味や関心を満たし、抱えている問題の解決につながること、動画投稿者にとっては、投稿者によってゴールは異なりますが、自分の商品を買ってもらう、広告収益を上げるなどの欲求が満たされることが重要になるといったような内容がご紹介されています。
新たな、大衆メディア化の流れ
今のようにインターネットやSNSなどが普及する以前においては、既に発行された書籍やCD、DVDなどの中から自分の要求に合ったものを探していました。特に大衆向けに発行される以上は、ある程度の採算ベースに見合ったもの、広く興味や関心が持たれているものに限られていたと思います。
また自分から何かを広く発信しようとしても、出版するにはとてもお金がかかり、その機会は誰にでも平等に与えられているものではなかったと思います。
しかし、今は広く興味や関心が持たれるものから、かなり特異性のあるものまで、さまざまな情報が、一人ひとりが自らも発信の成り手として自由に情報等を発信し、それらの中から自分の必要としているものを取捨選択できるものへと変化しています。
情報の発信における、自由と責任
ここで、改めて「youtubeにおける良い動画の条件」に立ち戻って考えてみました。
仮に多くの人からの注目を浴びる事を意識する余りに、興味本位から事実とは異なる情報を発信したとしても、やがては情報を発信する側も受け手側も、それぞれに事実を見分ける力が求められていく事になると思われます。そうでないと、それぞれの利益を最大化することにはつながらないからです。
あらゆる情報が溢れている時代ですが、発信される情報の中身に対して責任を持ち、成熟していくものへ変化していかないと、やがてはYouTubeも廃れてしまうような気もするのです。
期待されるYouTubeチャンネルって何?
いろいろな目的があって動画は投稿されていきますが、投稿者にとって自らの運営するYouTubeチャンネルは、お店であったり、ギャラリーであったり、学校であったりと、いろいろな顔があると思います。
ここで「youtubeにおける良い動画の条件」に沿って、今後期待されるYouTubeチャンネルの特性をあげるとしたら、誰向けに、どんな情報を発信していくのかといったチャンネルの特性がはっきりとしておいた方が、広告出資者にとっても、視聴者にとっても、ひいてはGoogle LTCにとっても良いということになるのでしょう。このことは上記の書籍の中でも述べられていました。
あらためて自分のYouTubeチャンネルについて、単なる自分のアップした動画の寄せ集めではなく、どんな価値を付加することができるのかということを今後考えながら、少しずつでも成長できればと思います。
最後に
ネット上には、たくさんのYouTubeチャンネルが溢れていますが、あたかも図書館のように、それぞれのチャンネルが分野別に整理、陳列されて、自由にアクセスできるようになれば、それぞれのチャンネルの集合体そのものが、一つの大きな文化的価値を見出せるようになるのではないかと思ったりするこの頃です。