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ミックスボイスへのアプローチ奮闘記 その3

今回は第3弾として、特に低音から高音まで一本に繋げるための工夫について取り上げてみたいと思います。今回もご紹介するyoutube動画は、あくまでも自分がボイストレーニングを行なっていく上でとても参考になると感じたものとなります。
自分の成長の糧?として留めておきたいと思ったもので、甚だ主観にはなりますがお付き合いいただければ幸いです。

ちなみに過去2回の投稿内容は次のとおりです。

(その1の主な内容)
・ミックスボイスが生まれるまで
・裏声派?それとも、張り上げ派?
・「NAY(ネイ)」と「MUM(マン)+BUZZ(バズ)」の併用
・備考;声の裏返る場所と、その対応策

(その2の主な内容)
・地声と裏声
・声区(レジスター)の存在とミックスボイス
・地声と裏声を混ぜることのヒント
・地声から裏声にうまく繋ぐための、ボイトレポイント
・鼻にかかったような潰れた声からの脱却

”ミックス”という観念から、一度離れて?

低音域は地声で、高音域は裏声で、中音域は地声と裏声を混ぜたミックスボイスでといったような、あまりにもざっくりとした捉え方をしてしまうと、ミックスボイスという特殊な発声法があるらしいということで、ミックスボイスという概念だけが一人歩きし過ぎてしまい、かえって習得を難しくしているといった指摘を耳にすることがあります。
「声をミックスさせる」というところだけを切り取って考えるのではなく、低音域から高音域まで一本の声で滑らかに繋げていく過程により着目することはできないかと思いました。

その1 声のポルタメントについて

この動画では、まずポルタメントの概念について説明があった後で、主に次の2点のトレーニング方法が紹介されています。
① ハミングによるポルタメントの発声
 ※まずはハミングのコツについて、動画の5分03秒あたりから解説
  次にハミングによるポルタメントのやり方について、6分45秒あたりから解説
② リップロールによるポルタメントの発声(9分37秒あたりから)

また練習のポイントして、動画の8分30秒あたりから

・ラインに乗せていく
・一定に(同じに)

上記動画中のコメントより引用

ということをアドバイスされています。
このことについては、次の動画をご覧いただくとよくわかるかと思います。

この動画の4分50秒あたりから詳しく解説されていますが、特にそのポイントとして次の3点が挙げられています。

・声の通り道をイメージしよう(鼻→おでこの前→頭の上)
・声のポジションは高い方がいい(おでこに口が付いているくらいのイメージ)
・高い声を頑張って出さない

上記動画中のコメントより引用

自分もこのトレーニングをまだ始めたばかりで、ポルタメントの途中ではっきりと裏声に変わってしまうポイントがあります。そのポイントを挟む感じでゆっくりとポルタメントさせていくと、何回かに1回は自然と声が繋がっていく感覚が掴めたりします。
こうした感覚を少しずつ増やしていければと思っています。

その2 腹圧による支えを感じること

ミックスボイスへのアプローチ奮闘記 その2」でもご紹介させていただきましたのがこちらの動画です。

この動画の6分10秒あたりから

地声と裏声をミックスしていく以上、そもそも地声が出ていることが重要で、その際には喉から地声を出すのではなく、お腹でサポート出来ているか、そのための腹圧を感じることができるか

上記動画中のコメントより引用

といったようなことが解説されています。
この点を踏まえて、更に参考にさせていただいたのが次の動画でした。

この動画の3分25秒あたりから、
・腹圧を感じながら自然と息を吐き出していく練習
・腹圧を感じながら息を吐き出していく要領で、ポルタメントによる高音発声
といったトレーニング方法が解説されています。

今後のトレーニングに向けて

上記のトレーニングをうまく組み合わせながら行うことで、
①ポルタメントの途中ではっきりと裏声に変わってしまうポイントも、腹圧を意識することで自然とクリアできるようになる。
②腹圧を意識することで、喉による無理な発声にならず、一定の力で楽に高音域までポルタメントができる。
といった事が期待できるようになったと思えます。

今後トレーニングの継続により、少しでもステップアップできればと“ちむどんどん”していますが、果たして…?

今回も最後までお付き合いいただき、有難うございました。



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