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暮らしの薬学【局方品・消毒編】~②消毒剤のあれこれ

ミズホ「”アルコール消毒”とよく言われるように、消毒というと”エタノール”を連想されることが多いでしょう。エタノール以外にも局方品の消毒剤にはいろいろな種類と用途があるので解説します。」

消毒剤の種類と用途

感染対策(特にコロナ対策)として使用する消毒剤を、その消毒効果順に並べると次のようになります。

次亜塩素酸ナトリウム > ポピドンヨード > 消毒用エタノール > イソプロパノール > 塩化ベンザルコニウム、グルコン酸クロルヘキシジン

局方品の消毒剤について表にまとめました

*ピューラックス(6%食品添加物)、ハイター(1%家庭雑貨)、ミルトン(1%第2類医薬品)


Q.燃料用アルコールはアルコール消毒として使えますか?

アルコール消毒のアルコールとは「エタノール」のことです。消毒する際には、約75%のエタノールが適しています。燃料用アルコールは、製造メーカーによって配合は違いますが、主成分はメタノール(70%)で、エタノール(30%)が配合されています。メタノールは人体に有害ですので、燃料用アルコールを人体の消毒に使用できません。
燃料用アルコールは、カロリーが高く、コーヒーサイフォン用、アルコールレンジ用として用いられます。危険物の第4類・引火性液体・アルコール類に該当します。

もっと勉強したい人に ~ 参考リンク・参考図書

●燃料用アルコールについて(高杉製薬)

●人に対する消毒剤の選び方(健栄製薬)

<参考図書>
洗浄と殺菌のはなし
地球にやさしい石けん・洗剤ものしり事典

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<この記事を書いた人・監修>
藤田知子
京都薬科⼤学卒業後、メーカー勤務を経て、ドラッグストアでOTC医薬品販売から処⽅箋調剤など薬剤師業務 に従事。“薬剤師は町の科学者”をテーマに薬系新聞に寄稿、「ドラッグストアQ&A」(薬事⽇報社)を編集。