少数派の視点
こんにちは。ばたこです。
私は今まで、転校生だったり左利きだったり、いわゆる「少数派」に属することが多かったです。
今回もiPhoneからAndroidに乗り換えて、少数派の仲間入りをしました。
(厳密にどっちが多数少数かはわからないけど、私の経験上そんな気がします。)
Androidに乗り換える前は、他人のスマホなんて視界にも入らなかったし、見たとしても何見てるのかな~っていう中身の方が気になっていました。
でも一昨日電車に乗ってて、向かいに座った人のスマホがAndroidだったのを見たときに、ちょっと嬉しかったんです。仲間を見つけたようで。
多数派の中にいたときは何にも気にならなかったことが少数派になって初めて視野に入る。そして理解したり仲間を見つけて嬉しくなる。
その逆が現代社会で生じているんじゃないかなと思いました。
少なくとも私は、多数派にいると安心します。自分がずれてないというか、取り残されてないというか。
それは多分人の心理的に正常なんじゃないかなと思う。保身のために。
でも、社会には好きで少数派になったわけじゃない人が多く存在する。そんな人を、自分と違うから、みんなと違うからっていう、自分が「当たり前」だと思う価値観に則って誹謗中傷したり、理解しようするまえに拒絶したりする人もいる。
そしてそれに傷ついている人がいるにもかかわらず、見てぬふりをする人もいる(私含め)。
そんな社会が果たして「やさしい社会」だと言えるのか。理解する、までは行かなくても、そのまま受け止めて、もし自分が関わりたくないならそっとしておくだけでも違うんじゃないかな、と考えていました。
そしてその「受け止める」ことが案外難しいんだよなぁとも。
自分と違うなんて、他人だから当たり前なのに。それを寛容する心が足りていない社会だなあとつくづく思います。
そしてその社会を構成している一員に私も含まれていることを自覚して、働きかけていく必要があるんだとも。