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【入院】初めての(中心静脈カテーテル)

ガンが分かって治療方針も決まり、入院するまでは普段と変わりない生活を送っています。今までと違うのは、仕事を休んでいるので、睡眠時間も増え、無駄なストレスもないせいか、すこぶる調子が良い。本当に病気なんだよな私?って目覚めるといつも思う。

午後からの入院なので、普段通りの時間に起き、朝食を食べて、洗濯して掃除して。いつもと変わりない時間。このいつもと変わりない時間が、幸せなんだろうな多分。


中心静脈カテーテル

午後から入院手続きをし、採血、レントゲン、心電図、口腔ケアと一通り済ませ、抗がん剤を入れる前の準備の為、「中心静脈カテーテル」を挿入しました。てっきりCVポートを埋め込むのかと思っていましたが、初回はカテーテルのようで、毎回カテーテルをするのもキツイだろうから、2回目以降は埋め込み手術の予定らしい。

処置室のベッドの上に横になり、首から胸のあたりの皮膚の上から静脈の位置を確認し、首から胸を消毒し、透明のシートのようなものを胸から顔全体に被せられ、首に局所麻酔注射を何本か打ちます。いつもながらに、私は麻酔注射に対してはほとんど痛みはありません。抜歯の麻酔や帝王切開手術での脊髄麻酔も、前情報では痛いと聞いていたのですが、私は全く痛みを感じませんでした。痛みに強いのか、鈍感なのかは分かりませんが。

麻酔が効いてから、いよいよ首から管を挿入されます。医者2人と看護師1人の3名で手際よく進めながらも、「どう?入ってる?ちょっと待って?」など一言一言にドキドキします。特に「あれ?」という言葉は心臓には良くない。
何かググッと押される感じはありますが、痛くはありません。管の挿入後、針と糸で3箇所ほど縫って管を固定します。その後レントゲンできちんと中心静脈に入っているか確認します。そして上からシートを貼ってもらって、処置は終了です。

その後は痛みもなく通常の入院生活を送れるのですが、ただひとつ困るのは「ブラブラしたチューブが邪魔すぎる」くらいでしょうか。土日を挟み、月曜日からはいよいよ抗がん剤投与が開始します。

【今日のグチ】
大部屋だからしょうがないんだけど、お医者さん看護師さんは病気の説明や、治療のことなどを普通にベットの上で話すよね。もちろんカーテン越しなので周りには「個人情報ダダ漏れ」よね。それが嫌ならお金払って個室にしろってことなんだろうけど。外来診察の時も、待合室で看護師さんが色々と説明してくれたり問診したりするんだけど、抗がん剤治療のこと、ガン患者だろって明らかに分かるであろう冊子や書類を渡されたり、もうその時点で周りにはガン患者ってバレバレよね。そういう説明はもう少し人気の無いところでって思うのは患者のワガママでしょうか…
まぁいいんだけどね。


このブログでは、私の食道癌との闘いを記録していきたいと思います。同じ病気と闘っている方、そして、これから検査を受ける方にとって、少しでも参考になれば幸いです。



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