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自己分析をしたら行動指針も作ってみませんか?

こんにちは。コミューンという会社でDevHRとしてエンジニアの採用や組織作りの支援等をしている中島(@kazuki_nakajima)です。

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2024年のアドベントカレンダーは結構記事を書きました。

  • コミューンプロダクト開発 Advent Calendar 2024:7記事(本記事含む)

  • HR Share Advent Calendar 2024:15記事

たくさん書いたので少しネタ切れ感がありますが、最後に自己理解や企業選びといったテーマで記事を書こうと思います。すでに多くの記事で取り上げられている内容で、新鮮味は薄いかもしれませんが、少しでも何か得られるものがあれば嬉しいです。

※この記事は『コミューンプロダクト開発 Advent Calendar 2024』シリーズ3の22日目の記事です。


はじめに


この記事では、私自身の行動指針を軸にしながら内容を作っています。専門的な自己理解の知識に基づいた話ではないので、気軽に楽しんでいただけたら嬉しいです。

多くの方が行っている、

  • 自己分析

  • 企業選択

この間に、「自己分析をまとめて行動指針を作成し、その上で企業選択を進めていこう!」という提案をしています。ただ、今回は、自己分析の具体的なやり方については触れていません。この記事では、行動指針の説明と、それを活用した企業選択の方法についてまとめています。

繰り返しになりますが、この記事はかなりゆるい内容ですので、肩の力を抜いて楽に読んでいただければ幸いです。

行動指針とは何か


会社でいうVMVのようなものを想像してもらえると分かりやすいかもしれません。実際に、私自身の現在の行動指針を参考にしながら、色々と考えてみたいと思います。

2023.8.15 / 現在(2024/12/19)の行動指針

私の行動指針をざっくりと説明


Journey

  • 私の中心は家族なので、家族が幸せに生きる事が全ての中心。また、その上で自分自身も熱狂した人生を歩みたいと思っています。

  • 「熱狂」を説明するのは難しいのですが、W杯で日本を応援している感覚と近いです。

Vision

  • 自分自身の人生に納得をして、楽しみ、熱狂した人生を歩める人が一人でも増えてほしいので、現在は「人生に熱狂している人が溢れている世界の実現」というVisionを掲げています。

Mission

  • 「人生に熱狂している人が溢れる世界」を実現するためには、自分の人生と真剣に向き合う人を増やすことが重要です。その結果として、大学に長く在籍したり、大学卒業後すぐに就職しない選択をしても、それが不利にならないように、採用の在り方を変える必要があります。その為、私は「採用の在り方を変え、自分の人生と向き合う人を増やし、笑顔の総和を増やす」というMissionを掲げています。

Value

  • 行動する上での意思決定軸です。「対立を恐れない」「自分が決める」というのは私らしさがとても出ているValueだと思っています。また、熱狂と近い部分でいうと「楽しさを大切に」という部分です。楽しくないとつまらないですし、人生に熱狂できません。

Purpose

  • ここは、所属企業によって変わりやすい部分ではあると思います。社会との接点が企業を経由することが多いので。私はコミューンという会社に所属しているので、「融けあう」ということをベースに起きつつ、Purposeを作っています。

では次に、私の行動指針を例に挙げながら、各項目について説明していきます。

Journey


Journeyとは、「どのような人生を歩みたいか」を表現したものです。

行動指針を考える際、一番初めに作るのがJourneyです。作るのに時間がかかるかもしれませんが、この部分を決めておくと、生きる上での意思決定がしやすくなります。また、自分の行動や意思決定がブレていないかを確認する基準にもなります。

「どう生きて、どうこの世を去るか」という点が一番大事だと思っているので、Journeyはとても大事です。VisionやMissionと違い、基本的には変わらないものです。その為、焦って作らずにゆっくり作成することをおすすめします。

過去を振り返り、現在を整理し、どんな未来を歩みたいかといった点を、過去~現在~未来の流れで整理して作ることをお勧めします。

Vision/Mission/Value


次に、Vision/Mission/Valueです。ここはイメージしやすいかと思いますが、簡単に説明します。また、参考になりそうな記事を共有させていただきます。とてもわかりやすいのでおすすめです。

Vision:自分が成し遂げたい未来。叶えたい未来。理想の未来像。
Mission:Vsionを実現するために成し遂げるべきこと。使命。
Value:Vision/Mission実現のために必要な価値観。行動する上での意思決定軸。

上記のフレームワークを私に当てはめると、、、

  1. 『家族を最優先にし、主体的に学び、対立を恐れず自分が決めること』を大事にして

  2. 『採用の在り方を変え、自分の人生と向き合う人を増やし、笑顔の総和を増やすこと』を成し遂げて

  3. 『人生に熱狂している人が溢れている』未来を創る。

といった感じになります。

企業のVMVは簡単に変わらないものですが、個人のものは結構変わると考えています。私自身、キャリアが大きく変化してきたこともあり、VisionやMissionに関しては比較的変化してきました。ただ、Valueはこれまであまり変わっていません。

2019年に江上隆夫さんの『THE VISION あの企業が世界で急成長を遂げる理由』を参考にして、初めて行動指針を作りました。その時に、掲げていた行動指針がこちらをみてみると、

  • 主体的

  • 対立を恐れない

  • 楽しさ優先

  • 学ぶこと

といったことは今と変わらないです。これは、私の根っこの部分にある価値観かもしれません。そこから、キャリア教育に携わったり子どもの誕生をきっかけに、少しずつValueが変化していき、現在のValueに至りました。

▼2019年に初めて作った行動指針

この時はパーソルに在籍していたので、「はたらいて、笑おう。」に強い影響を受けています。パーソルは今でも大好きな企業の一つです。

Purpose


最後に、Purposeです。これは、Journeyと同じく最近加えました。

Purposeは、「自分と社会がどう繋がっているか」「社会で生きる上での自分の存在意義」を表現したものです。

行動指針を作成した当初は、Vision / Mission / Concept / Value / Identityの5つで構成していました。しかし、Conceptがどうもしっくりこなかったため外し、Identityよりも社会に対する存在意義を表すPurposeのほうが自分にとってしっくりきたため、Purposeを採用することにしました。

Purposeを採用することで、

  • 社会とどう繋がっていたいか

  • 社会に対してどんな存在価値を示したいか

  • 自分は社会に対してどんな貢献ができるか

を考えることができるようになったのはとても良かったです。自分が社会に対してどんな存在でありたいかというのを考えていくのはとても大事な気がしています。

行動指針を作成する際、現在の視点だけで考えると行き詰まるので、小学生くらいから現在までを振り返ることをおすすめします。一人でやるのが苦手な方はお気軽にご連絡ください。一緒に考えます。

企業選びの大枠


下の図は、Journeyを軸に頭の中を広げてみたものです。

Journeyを起点に思考を広げた図

ポイントは、「家族を守る」「熱狂した人生を歩む」です。ここを分解して考えてみます。

家族を守るには、大きく2つの要素が必要です。

  1. 私自身がどんな環境でも働ける武器を持つこと

  2. 日本が安全であること

「どんな環境でも働ける」という部分は、藤原和博先生の100万人に1人の存在になるための「掛け算戦略」を参考にすることが多いです。

私でいうと、

  • キャリア支援(転職支援、キャリアコンサルタント)

  • エンジニア採用

  • 組織開発

といった武器を強化しようとしています。その為、キャリアを選択する際にもこれららの経験を活かせる/伸ばせる企業を選択することをいつも考えています。

また、私が働く会社が成長することで日本がより平和で安全になる可能性が高くなるという観点で企業選びもしてきました。これも個人的には大事なポイントです。

次に、「熱狂した人生を歩む」について見ていきます。私が熱狂できるものは、家族との時間や趣味、そしてテンションが上がる仕事です。私は世界的な課題を解決できる企業で働いている時に、テンションが上がります。

世界的な課題とは、「地球との共存」「人口減少」を指します。詳しくは安宅さんの記事を読んでみてください。

ここもかなり明確で、私自身は世界的な課題に向き合っている企業で働くと燃えます。熱狂します。なので、ここも企業選択軸の時に迷わなくなります。

まとめると、私自身は

  • キャリア支援(転職支援、キャリアコンサルタント)、エンジニア採用、組織開発といった領域の武器を強化できて

  • 世界的な課題(「地球との共存」「人口減少」)を解決しようとしている会社

で働くことが最適だとわかります。大枠はこれで理解できたので、あとはカジュアル面談で企業と話していけばいいだけです。

このような感じで、行動指針を軸にして企業選択の大枠を理解してみると良いです。繰り返しですが、一人で難しいようであれば手伝うので、お気軽にご連絡ください。

最後に


いかがでしたでしょうか?今回は、私自身の行動指針をもとに、行動指針を作成した上での企業選びの方法(大枠)についてまとめてみました。行動指針を作ることは、企業選択だけでなく、キャリアの方向性を定めたり、学ぶべきことを明確にする上でも大いに役立ちます。年末年始にお時間あれば、作ってみてはいかがでしょうか。

私自身も、年末年始を利用して作り直してみようと思います。この機会にしっかり見直したいと考えています。

今後、キャリアについて考える人がますます増えていきます。自己分析を行い、キャリアを見つめ直す中で、「この会社で働き続けることが本当に正解なのだろうか?」と悩む人も増えていきます。

その際、社員のキャリアを無視して自社の利益を優先した業務アサインを行うと、社員がその会社を離れる可能性が高くなります。企業は、社員が自分の強みを活かせる仕事に就き、能力を最大限に発揮できるよう、職場環境を整えていきましょう。

これらの話しに興味がある方は『ALLIANCE アライアンス―――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用』を読んでみるといいです。おすすめです。

それでは、今日はこの辺で。