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新装版『積木の恋』旧版・コミック版との違いは?【凪良ゆう】
この記事では、2024年3月に新装版が刊行された凪良ゆう先生のBL小説『積木の恋』について紹介しています。
『積木の恋』は、2011年10月にプラチナ文庫から刊行されたBL小説で、その後絶版になっていたところ、2024年3月にプランタン文庫から新装版として新たに発売されました。
また、新装版発売に合わせて、黒沢要先生がコミカライズを担当した漫画『積木の恋』も同時に刊行されています。
プラチナ文庫版『積木の恋』、新装版『積木の恋』、コミック版『積木の恋』いずれも電子化済み。
新装版『積木の恋』と旧版『積木の恋』の違い
新装版とプラチナ文庫版との大きな違いは以下の3点です。
イラスト担当者が違う
本のサイズが違う
新装版には書き下ろしの短編が入っている
1.イラスト担当者が違う
旧版『積木の恋』ではイラスト担当が朝南かつみ先生でしたが、新装版のイラスト担当は黒沢要先生です。
また、BL小説には表紙だけでなく本文中にもいくつかの挿絵が入るのが定石ですが、新装版『積木の恋』には挿絵が入っていません。
そのため、BL小説は挿絵まで楽しみたい派の方は旧版の方が楽しめるかもしれません。
2.本のサイズが違う
旧版『積木の恋』は文庫本ですが、新装版『積木の恋』は四六版(単行本サイズ)です。
そのため、電子書籍の価格で比較しても新装版の方がややお高くなっています。
3.新装版には書き下ろしの短編が入っている
旧版『積木の恋』には、「積木の恋」「積木の恋 CHRISTMAS BOOK」「積木の恋 NEW YEAR'S BOOK」の3つの話が収録されていますが、新装版『積木の恋』には、さらに「ありがとう」という短編が収録されています。
この「ありがとう」には、凪良先生の別作品『お菓子の家: 〜un petit nid〜』に登場するキャラたちが出てくるので、併せて読むと楽しめると思います。
『お菓子の家: 〜un petit nid〜』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
新装版『積木の恋』と漫画『積木の恋』の違い
新装版『積木の恋』の発売に合わせてコミカライズの単行本も刊行されました。
どちらも作画担当は黒沢要先生で、表紙もリンクするようなイラストが使われているので、どちらがどちらかわからなくなってしまう方もいると思います。
簡単な見分け方としては、タイトルに「新装版」と入っている方が小説です。
また、価格でいうと高い方が小説です。
漫画『積木の恋』は、小説でいうと本編「積木の恋」のみをコミカライズした形になっています。
本編のその後を描いた「積木の恋 CHRISTMAS BOOK」もチラッとコミカライズされていますが、小説の内容の核部分だけをぎゅぎゅっと固めた感じなので、世界観を隅々まで楽しみたい方は小説の方も合わせて読むのがオススメです。
まとめ
医者と恋愛詐欺師のほだされラブを描いた『積木の恋』は、黒沢要先生のイラストで新たに新装版として生まれ変わりました。
個人的には旧版もとても好きなので、余裕がある方はプラチナ文庫版と新装版の両方を入手するのがオススメです。
漫画から入った方はぜひ小説も読んでみてください。