見出し画像

『吸血鬼と愉快な仲間たち』の続きはいつ出る?未完のまま打ち切り?漫画&ドラマCD情報も【木原音瀬】

この記事では、木原音瀬先生によるBL小説『吸血鬼と愉快な仲間たち』について紹介していきます。

『吸血鬼と愉快な仲間たち』は、アメリカ生まれの半吸血鬼と日本人のエンバーマー(遺体の防腐処理や損傷の修復をする人)の恋模様を描いたBL小説で、2006年にホリーノベルズから1巻が出版され、2011年に最新刊の5巻が発売されました。

しかし、2023年現在、6巻はまだ発売されていません。

5巻で完結かと思われましたが、物語の展開的にはクライマックスに入ったところで、5巻のあとがきでもこれからの展開について触れられています。

にもかかわらず、5巻が発売されてから早11年……。

長らく先の展開が気になるままで待たされていましたが、2023年7月、ついに集英社文庫から再販が決定しました。同時に、単行本化されていないエピソードも本になることが期待できます。

文庫化の詳細については以下の記事にまとめています。


『吸血鬼と愉快な仲間たち』1巻~5巻はどこで読める?

『吸血鬼と愉快な仲間』の1~5巻は2022年時点では絶版になっていて、電子書籍化もされていないので古本で手に入れる以外の方法がありませんでした。

それが、2023年7月21日から、集英社よりシリーズ全巻が文庫化されることが決定し、未読の方でも手に入りやすくなりました。

2024年8月現在、4巻まで文庫化済みです。

また、文庫の5巻発売の前に、番外編『吸血鬼と愉快な仲間たち bitterness of youth』が刊行されました。

内容は単行本5巻に収録されている「暁の過去編」のみをピックアップして1冊にしたものになっていて、表紙は下村富美先生の書き下ろしです。

文庫の5巻は単行本5巻に収録されている本編に木原先生が同人誌で発表した続編と書き下ろしを追加した内容になる予定で、年内には発売したいとのこと。

集英社文庫の本は紙版の発売から少し経つと電子化もされるので、電子書籍派の方もまもなく購入できるようになると思われます。(文庫の1巻は発売から約7週間後に電子化されました)

『吸血鬼と愉快な仲間たち①』2023年7月文庫化&9月電子化

文庫の1巻は2023年7月21日に紙版が、9月7日に電子版が発売されました。

書き下ろしショートストーリー付きです。

『吸血鬼と愉快な仲間たち②』2023年9月文庫化&11月電子化

2巻は2023年9月20日に紙版が、11月2日に電子版が発売されました。

書き下ろしショートストーリー付きです。

『吸血鬼と愉快な仲間たち③』2023年11月文庫化&2024年1月電子化

3巻は2023年11月17日に紙版が、2024年1月11日に電子版が発売されました。

書き下ろしショートストーリー付きです。

『吸血鬼と愉快な仲間たち④』2024年1月文庫化&3月電子化

4巻は2024年1月19日に紙版が、3月7日に電子版が発売されました。

書き下ろしショートストーリー付き。

『吸血鬼と愉快な仲間たち番外編』2024年3月文庫化&5月電子化

文庫5巻の前に暁の過去編を描いた番外編が発売されました。

内容は単行本5巻の半分ほどを1冊に分けた形になっています。

2024年3月19日に紙版が、5月9日に電子版が発売されました。

書き下ろしショートストーリー付き。表紙も描き下ろしです。

『吸血鬼と愉快な仲間たち⑤』現在単行本のみ

2024年8月現在、単行本の5巻は半分だけ文庫化されている状態です。

残りの半分は、同人誌で発表された続編を追加して文庫の5巻として出版されるのではないかと予想します。

発売日は未定ですが、木原先生いわく、2024年中には出したいとのことです。

それぞれの文庫と単行本の違いはこちらの記事に詳しくまとめています。

『吸血鬼と愉快な仲間たち』6巻はいつ発売される?

『吸血鬼と愉快な仲間たち』の単行本6巻はこのまま発売されることはなさそうです。

代わりに、集英社文庫の方で完結まで描かれるのではないかと予想します。

完結巻が何巻になるかはまだわかりませんが、ひとまず文庫の5巻には木原先生が同人誌で発表した『吸血鬼と愉快な仲間たち』の続きが収録される予定とのことです。

また、2023年12月に木原先生がYouTubeチャンネルにアップされた「このはら雑談ラジオ」で、『吸血鬼と愉快な仲間たち』は最終回まで行くよ、もうプロットもできてるよというお話をされているので、新作ストーリーにも期待できそうです。

漫画『吸血鬼と愉快な仲間たち』は2024年6月に最新巻6巻が発売

『吸血鬼と愉快な仲間たち』は羅川真里茂先生の作画でコミカライズもされていて、原作小説の2巻までの内容が4巻にわたって漫画化されていました。

原作が絶版になってからは、漫画の方も連載がストップしていましたが、2022年12月に「別冊花とゆめ」から「メロディ」に移籍して連載が再開されました。

2023年9月20日にはコミックス5巻が販売開始。

さらに2024年6月20日に6巻も発売されました。

順調に連載は続いているので、漫画の方も完結まで期待できそうですね。

コウモリ姿のアルがとても可愛い上に、巻末には木原先生書き下ろしの短編も入っているので、ぜひチェックしてみてください。

ドラマCD『吸血鬼と愉快な仲間たち』

2008年にはドラマCDも発売されていて、メインキャストはかなりの豪華メンバーです。

  • アルベルト・アーヴィング(CV 平川大輔)

  • 高塚暁(CV 緑川光)

  • 忽滑谷(CV 森川智之)

  • 津野(CV 遊佐浩二)

※2024年10月時点では、1巻2巻共に、駿河屋などの中古ショップでのみ流通しています。

まとめ

木原音瀬先生の『吸血鬼と愉快な仲間たち』は、2022年時点では5巻まで発売されていて、長らく6巻の発売日は未定のままでした。

しかし、原作小説が2023年7月に文庫化されることが発表され、単行本化されていないエピソードも本になることが予定されています。

今後の動向に注目ですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?