りんごそのまま1個使う。米粉ベース無糖アップルケーキ
12月に入ると店頭にならぶサンフジりんご。
くだものの価格も高めな昨今ですが、さすがにこの時期はお求めやすいお値段になってきて助かります。
今回はりんごを使って作る無糖のアップルブレッドをご紹介します。
りんごを生でそのまま利用するケーキは下煮などの処理がいらないぶん
簡単で手軽、作ってみようかな、と気軽に思わせてくれます。
くし形にスライスしたりんごを生地の上にポンポンポン、と並べて
シナモンパウダーやグラニュー糖を振って焼き上げるケーキは毎年焼いていました。もちろん生地にも砂糖を使って。
こんがりと焼きあがったそのケーキにバターをのせていただくと…
至福です!笑
アメブロにレシピがあるのでよかったら作ってみてください!↓
最近は砂糖をお菓子に使うのはやめてるので、りんごのケーキ、何かできないかな、と考えて作ってみたところ、いいのができました。
生地とりんごが一体になってしっとり。
りんごの風味が生地にしっかりと移ってりんごの香りもたのしめる。
砂糖不使用でもりんごの自然な甘さが感じられるんです。
気に入って、もう何回か作っています。
クルミの栄養も期待できる
ベースの粉の割合は米粉80gに対してくるみ50g。
くるみの栄養価もとれるし、100%米粉で作るよりも低糖質です。
くるみは積極的にとりたいオメガ3系脂肪酸を豊富に含み、ナッツの中でも糖質が低いのでおすすめです。
何より砕いて細かくなって生地になることでしっとりしたコクを与えてくれるのでおすすめ。
アーモンドパウダーでもできますが、脂肪分が多いので、より生地がしっとりします。
砂糖なしで作った生地を味わってみると…。
砂糖が入ってるとわかりにくいのですが、素材の甘みやその他を感じやすくなるというか、舌が敏感になります。
手作りだから、低糖質に作ることもできる
米粉も小麦粉も血糖値を上げやすい最たる食品です。
健康によいといわれる玄米粉も小麦全粒粉も同じく血糖値を上げてしまう。
もちろん食べる量を考えればいいけれど、
原材料を工夫すると低糖質にすることもできます。
なぜ低糖質?
甘いものがやめられない人は低血糖が起こりやすいです。
高血糖になる甘いものを食べると、
インシュリンが出て血糖値を下げるように働きます。
高血糖のままだと血管や身体を傷つけるから、インシュリンが働くんですね。
で、血糖値ががくっと下がる。
すると低血糖になって、ふらふら、手が震える、などの症状が。
そしてまた甘いもの…
この繰り返し。
私がそうでした。
逆流性食道炎で甘いもの好きが甘いものをやめなければならなくて、
やめられない理由を探るうちに、血糖値の上がり下がりについてなど気づかされたんです。
健康診断で血糖値を指摘されたことなんて、1度もないです。
でも、体内では血糖値スパイクを毎日体験してました!
夕方には低血糖でフラフラになることもしょっちゅう。
覚えてないくらい昔からそうで、低血糖はふつうだと思ってました。
今思うとこわい。
(低血糖が進むと倒れたり意識を失ったり。血糖値の激しいあがりさがりで血管内が傷つく、インシュリンが働きにくくなっていくetc)
とにかく、おやつに食べるものも気を使ってできるだけ低糖質にするというのは大切ということです。
本題に戻ると…。
米粉や小麦粉100%よりも、そこにナッツの粉を何割か混ぜることで血糖値を上がりにくくさせることになるし、ナッツの食物繊維も血糖値上昇を遅くしてくれるから、ナッツまるごと挽く、細かくすることが大切。
アーモンドも市販の白いアーモンドプードルよりもホールから自分で粉砕するほうがより繊維が豊富、血糖値が上がりにくいということになります。
無糖アップルブレッド 作り方
材料|パウンド型1本分|18×9×高6cm
↑動画があるので参考にされてみてください。
りんご 1個
(どんなりんごでもOKです)
米粉 80g
ローストクルミ 50g
シナモン 好みの量
レーズン 20g
ベーキングパウダー 5g
豆乳 30g
(生地の様子で加減します)
卵 1個
米油 20g
下準備
・焼く前に型にベーキングシートを敷きこんでおきます。
①まずくるみを細かくします。
酸化しにくいローストタイプがおすすめ。
くるみをフードプロセッサに入れ、様子を見ながら細かくしますが、一気に回してしまうとペーストになって混ぜにくくなるので注意。
ペーストになっても混ぜることはできますが、ざくざくした食感がなくなってしまうので。
②りんごをカット。
③それを8等分して1㎝厚さに刻んでいきます。
フードプロセッサを使うとはいえ、ある程度小さくしておけば
仕上がりは早く、水分もそれほどでなくてすみますので。
クルミを回した後、クルミを取り出し、そのままりんごを入れて回します。
これも様子を見ながらです。
水分が出すぎてりんごジュースにならないようにパルス機能を使って行ってください。
あとはどんどん材料を混ぜていくだけです。
④ボールに卵を割り入れてそこに油(米油やオリーブオイル)を加えます。
動画ではここで豆乳も入れてしまっていますが、りんごの種類によっては水分量がまったく違ってきますのであとで調整できるように
豆乳だけはあとから入れるとよいです。
動画は紅玉で作ったのですが紅玉が「調理用りんご」といわれるゆえんで、水分が少なかったので豆乳30gが入りました。
ところがあとから写真用にサンフジで作ったらしゃばしゃばに。
なのであとから調整するほうがよいということです。
⑤そのあとはフードプロセッサから取り出したくるみ、りんご、アーモンドの粉を加えてよく混ぜます。
⑥次に米粉、ベーキングパウダー、シナモンを入れて混ぜ、だいたい混ざったら最後レーズンを入れますが、米粉を入れた段階で用意してあった豆乳30gを生地の様子をみながら加えます。
全部入れなくてもよくて、混ぜやすい状態まで加えます。
足りないということはまずないと思います。
生地の状態は動画を参照してください。
⑦型に移します。
170℃のオーブンで30分、竹串を刺してみて、生地が付いてこなければOK、
もし生地が付くようならプラス10分程度さらに焼きます。
型からはずして、冷まします。
粗熱が取れたらカットしていただきます。
が、ラップして1晩冷蔵庫で落ち着かせるとさらに
しっとりしておいしくなります。カットもしやすい!
食べ方としてはおやつにもいいのですが、朝ごはん用にするときなど、無糖のピーナッツバターを塗ってもおいしいです。
最後に豆乳を入れて調整するレシピなら、粉とナッツの配合を自在にアレンジできます。
失敗することはまずないのでいろいろとお試しください。
それではまた!