スガシカオの『夢のゴール』に見るジョブ・クラフティング
スガシカオの作詞による『夢のゴール』という曲があります。
その歌詞がジョブ・クラフティングの考え方をよく表しているなと感じました。
物語は最初、子供時代の回想から始まります。
彼はその後大人になり、当時の夢である《世界の舞台》へは駆け上がれなかったようです。しかし、
大人になった彼は、当時とは違った形で《スタジアム》に立ち、《ホームラン》を打っているようです。
物語は次に、私たちに問いかけてきます。
子供の頃に、ここに挙げられた職業を望みながら、大人になってその願いがそのまま叶った人ばかりではないでしょう。それは、成就ではなく終焉という意味での《夢のゴール》に映ります。
しかし、物語は続けてこう語りかけてきます。
なにかの書類の「職業欄」を埋めるときに、「会社員」「自営業」「公務員」とする人がほとんどではないでしょうか。もし仮に埋めなければいけないのが「職業欄」ではなく「何をしている人ですか?欄」だったとしたら、あなたはそこに何と書き込みますか?
自分の仕事を、《職業のただの名前》で言い表すのではなく、《夢与えてる》や《言葉を残す》のように、為していることで語れたら、それはまさにジョブ・クラフティングの一端だと思うのです。