ありがとうの破壊力
こんばんは、やかけです。
突然ですが、次の場面を想像してみて下さい。
とあるスーパーで、母親と子ども(幼稚園くらい)の2人がいました。そのスーパーには、透明の箱が無数に並び誘惑する、量り売りのお菓子がありました。
「あのお菓子が食べたい」
「買い物終わったらお家で食べよっか」
好きなお菓子を入れた袋は、子どもの手に握られ、見ているこっちまでがにやけてしまうほど、嬉しそうにしていました。
そんな喜びも束の間、子どもは転けてしまい、お菓子が床に転がってしまいました。
今にも泣きそうな子どもに一言「大丈夫?」と言って、母親は店員さんを呼びに行きます。
「すみません、娘が転けてしまいお菓子が床にこぼれてしまって。」
「大丈夫ですよ。」店員さんはそう言って掃除道具も持ち少女の所まで行きました。
母親は言ったんです。「こんな時は何て言うの?」
拙い文章で申し訳なく、長くはなりましたが、場面は想像して頂けたでしょうか。
さて、この少女は何て言ったでしょう。
ごめんなさい?
ありがとう?
この少女は「ありがとう」と言ったんです。
みなさんはどう思われたかわかりませんが、
私は驚きました。
そうか、「ありがとう」と言うのか。
「ごめんなさい」じゃないのか。
人に迷惑をかけたんだから謝る。
自分のせいでって。私が悪いんだって。
でも、よくよく考えると悪いことなんて一つもなかったんです。
もし困ったことがあったら助けてもらう。
もし困った人がいれば助けてあげる。
こんな簡単なことだったんです。
助けてくれてありがとー!
こう叫べば良かったんです。
助けてもらった優しさは、今度は自分が困ってる人に。
こうやって、優しさが循環していくんだなって。
よく、何か優しさをもらった時に「すみません」という人がいます。
「すみません」が悪いわけではありません。
お礼を言ってるので素晴らしいです。
ただ、「ありがとう」の方が素敵だなって、
私はそう感じたってだけなんです。
席を譲ってもらった。
「ありがとう!」
自分のミスをカバーしてくれた
「ありがとう!」
困っているところを助けてもらった
「ありがとう!」
私は元々ネガティブです。
そして、自己肯定感が低いです。
優しさをもらったとき
こんな自分なんかの為に、申し訳ない。
自分が失敗して助けてもらったとき
なんてダメなんだ、迷惑をかけてしまった。
だから「すみません」
そう思うより
優しさをもらったとき
素敵な人だな、自分もそうなりたいな。
自分が失敗して助けてもらったとき
なんて優しいんだ、今度は自分が。
「ありがとう」
こっちの方が素敵だなって自分は思ったわけです。
ありがとうが溢れる世の中。
ありがとうが循環する世の中。
読んでくれてありがとう。
現在大学4年生になります。 日常を配信してます。