見出し画像

『燕三条 工場の祭典』と地域に受け継がれるもの巡り|Memo

2024年10月5日、『燕三条 工場の祭典2024』を巡ってきました。

越後湯沢〜塩沢宿〜十日町〜小千谷〜長岡など新潟南部を巡った視察の翌日、長岡から燕・三条へ。時間に限りがあるため、あらかじめネットで気になるポイントを拾っておきつつ、地図上で巡るルートを大まかに想定し、開場時間・休憩時間や移動時間などの制約を考慮して取捨選択。

土地勘のない中でルート検討し一緒に回ってくれた風間崇志さん、本当に助かりましたありがとうございました。

以下、簡単に巡ったポイントのメモと、最後に新潟二日間を通じて感じたことのメモです。地域に受け継がれる精神性・哲学が、新潟はまた独特に深い感覚を覚えました。


【三条ものづくり学校】

はじめに「三条ものづくり学校」へ。パンフレット入手と情報整理が主目的でありつつ、廃校を活用した施設というあたりも気になったポイントで、校内をぐるっと巡る。この時間帯は自分もまだ覚醒しておらずぼんやり。

【まちやま】

図書館等複合施設「まちやま」。某建築事務所の設計。前日からの2日間で3つ目の図書施設になる。図書館そのものにはあまり特徴を感じなかった(失礼)が、1Fでの「工場の祭典」や燕三条地域の歴史に関する展示と、書籍だけでなく実際に道具を貸し出す「まちやま道具箱」には強い関心を持った。

【タダフサ】

包丁工房タダフサ。丁寧にいろいろご説明頂いたものの、炉の熱風の色と音、そこからにじむ熱、ハンマーの打撃音と振動、砥石に擦れる水と鉄の音、モーター音、職人の集中力さえ質量を持って伝わるような感覚など、圧倒的に体感が強く記憶に残る。そして配布された資料に記された『工房心得』に感銘を受ける(感化されやすい)。

【ON THE UMAMI】

ランチ。「だし」の旨み美味い。食レポ苦手です。

【JRE LOCAL HUB 燕三条】

燕三条駅構内にある施設。ものづくりコンシェルジュが地元企業とのビジネスマッチングを行うらしい。「こういう技術を持った企業はいますかね?」と尋ねるシーンは今の自分では想定しにくいものの、壁一面に広がる「燕三条企業図鑑」は見ていて面白かった。

【藤次郎】

見学動線も目線誘導も見学者対応可能な職人の配置も含め、オープンファクトリー施設として作られている。刃物メーカーとしては国内屈指の工場見学施設とのこと。タダフサほど接近はできず体感情報量は減るが、全体を通じて整理された視覚情報がこれを補う。そんな中、見学者用に銘を彫ってくれた職人さんの指に巻かれたテープなどディテールに目が行く自分。

【FACTORY FRONT - MGNET】

武田金型製作所を親会社にクリエイティブ事業を展開するMGNETの、工場の手前にあるショップ。さまざまなカトラリーやら金物雑貨が並ぶ。元社員で独立したけどこの日助っ人で店頭に立ったという方から、MGNET社長がいかにユニークな人かというお話を伺い、残り時間を気にしつつ楽しく過ごす。

まちに開き体感するところからはじまるもの

地域で一体的に実施するオープンファクトリー。だいぶ多くの地域で行われるようになったとのことですが、その筆頭である『燕三条 工場の祭典』をようやく体感することができました。祭典でなくてもオープンファクトリーを実施している工場もけっこうあるのですね。

工場や地域のタイプにより開催課題も異なりそうですが、なぜこの地域でこうした企業群が集積して事業を展開しているのか、その事業が自分たちの暮らしにどのように関わっているのかを軸にしつつ。ともあれまずは体感して心がうごくのが大事よね、とも感じた次第です。

また今回、視察の前日に長岡に受け継がれる「米百俵」という教育第一主義の精神に触れ、この日は燕三条でなぜものづくりが盛んになったかという歴史にも触れました。地域に受け継がれる精神性・哲学はどの地域にもあるとはいえ、新潟はそれがまた独特に深い感覚を覚えたところです。

埼玉ももっと深いところから地域に流れるフィロソフィーを捉えたい。これもまた体感するところからはじめよう。あらためてそう感じた次第です。


#遅ればせながらシリーズ
#燕三条 #工場の祭典 #新潟
#オープンファクトリー
#大人の社会科見学
#FantasticFactoryTour

いいなと思ったら応援しよう!