数字と餡子の意味がわからない。先生やクラスメイトからの嘲笑の目が答案を覗くから、テーブルの上の粒餡を殺害した残骸を無様に散らかす。その日、二階の窓の縁に座った私は、自死を留めるフリをするペアワークの子とクラス委員長を笑い、自害した。そばに寄ってくれたのは、存在しない飼犬だけだ。
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