12月10日締切直前解説｜申請書で必要な文章と作図のポイント｜小規模事業者持続化補助金 コロナ特別対応型

申請を考えている経営者様へ

コロナ特別対応型の締め切りが1か月を切りました。書けていますか。
ネット上のYouTubeやブログでは多くの解説コンテンツがありますが、いざ書こうとすると何を書けばいいのか先に進まないとの声が多く寄せられています。
そこで、申請している立場とご支援している両方の立場を活かし、どう書いたのか、どういう観点で文章を考えたのか、実際の例文を使って説明したいと思います。

矢印株式会社は、3年連続採択している事業者ですが、同時に藤沢商工会議所で補助金申請のご支援をさせて頂いております。
今、矢印の周りには多くのお問い合わせが届いており、このままでは完成するかどうか微妙な方や、完成度が低いまま申請してしまうのではないか、そんな心配してしまう方がいらっしゃいます。コロナ特別対応型の申請書類は、一般型に比べ記入する項目数が少なく書きやすい内容なので、このチャンスを逃さず申請してほしいと願っております。

この記事では、様式２の「２．事業概要」「３．新型コロナウイルス感染症による影響」「４．今回の申請計画で取り組む事業名」「５．今回の申請計画で取り組む内容」「６．新型コロナウイルス感染症を乗り越えるための取組の中で本補助金が経営上にもたらす効果」について例文、作図などを入れて説明をしています。

●PDFファイルがダウンロードできます｜ご参考資料
最後まで読んで頂くと、この例題記事で使っている様式2の PDF ファイル をURLサイトからダウンロードできます。ご必要な方は、現状有姿の条件で無料で差し上げています。
また日本商工会議所の公式サイトにある公募要項や手引き、申請書などのURLも保管しているので、上手に使えば効率よく情報集できると思います。

●使用している資料とバージョン
小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型> 公募要項第7版
単独申請 様式2 経営計画書 計画内容 2～6 について説明しています。

●中小企業庁 様式2 記載例と5頁制限
この記事は、日本商工会議所から記載例として出されている 様式２ をモチーフに加筆修正して説明を加えております。また様式２は5頁以内と制限されています。本記載例では６頁になっているので取捨選択し5頁以内に収めて下さい。

●例にしている事業環境--------
あなたは外国人観光客と一般固定客（接待や会食）へ懐石料理を提供する料亭を経営しています。このコロナ禍で売上が激減したのでネット販売で売上を確保するために補助事業を活用してシステム導入を検討しています。

はじめに

10月30日中小企業庁から第3回公募分（8月7日締切）の採択結果が発表され、37,302件の申請に対して12,664件が採択されたようです。採択率34％です。たいへん低い結果であり、コロナ禍の切迫した経営環境のことを考えると心が痛みます。
そこで申請書の書き方を纏めてみました。矢印株式会社は、3年連続補助事業を採択している事業者です。この経験を共有させて頂きたいと思いました。
締め切りから逆算すると、11月末には申請書が完成しているのが理想だと思いますが、最低限必要な作文と、少し余裕のある方向けに追加の観点と作文も纏めてあります。これまで矢印が採択された申請書から抜き出してきた観点です。お役に立てれば幸いです。
なお、この記事内容は矢印株式会社の経験を書き綴ったものであり、一切の責任を負いませんこと、ご承知おき頂きます様お願い申し上げます。

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