いつの時代も「手」で満たされる
ヒトとモノの彩り発見ライター 矢島真沙子です。
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毎日こうしてパソコンで文字を打っていると、「手」で仕上げた作品が新鮮に思えます。手書きの文字や自分の手で描いた絵、市販品ではないハンドメイドの作品など…。
作り手の想いが手を通して伝わり、人間性も作品に反映されている気がします。
特に飲食店で手書きのメニューに出会うと、じっと読み込んでしまいます。印刷した文字と違い、紙に直に書く(描く)手間暇に、心を打たれます。
例えばこちら。
店主の手書きメニューです。文字のみならず、料理のイメージも写真ではありません。店主の描いた俳画作品というのが、また惹かれます。
フレンチトーストに注目してみました。
メニューの解説もいいですね。
「上からハチミツをたらり」「ベーコンとモッツアレラチーズと共に」
なんとまあ、美味しそうではないですか。味が容易に想像できる、巧みな表現です。
そしてこちら
「父の畑の栗で作った栗きんとん」
秋限定メニューでしょうね。単なる栗きんとんじゃないよ!わたしのお父さんが育てた栗で、作った栗きんとんなんだよ!
栗を育てたお父様と、見事に実った栗への愛情が伝わってきます。
今ではフードやドリンクの種類は豊富で、出てくるのも速い、リーズナブル、そして接客はマニュアル通りでシステム化されている。そんなお店はたくさんあります。
中にはロボットを導入して、接客をさせているお店もあるくらいですからね。
でも、便利な時代だからこそ、「手」の見える作品や空間は貴重であり、心を豊かにしてくれるような気がします。
案外そうした空間は身近にあるかもしれませんね。
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