「これまで通り」からの脱却
ヒトとモノの彩り発見ライター 矢島真沙子です。
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わたしの習慣、朝のランニングは、何も考えることなく走れる定番のコースがあります。いつもの調子で走れば、〇時までに帰ってこられる。あそこは坂道だから、少し時間がかかるな…と道のりが頭に浮かぶので、ペース配分が分かるので、心が乱れることがありません。
今までと同じ、繰り返しは安心安定です。何が起こるか分からない、予測不可能という状況には誰しも不安を抱きます。わたしたちは不安定な状態を避けるために、自然と「これまで通り」を実行します。
ただし、「これまで通り」はそれ以下にもそれ以上にもなりません。捉え方によっては頭打ち。つまり、今の位置から成長しないことを意味します。
「これまで」から、変わりたい気持ち
先日カードワークセッションを体験した方は、「これまで通り」に忠実に、安心・安定の選択をして過ごしてきました。今の仕事や活動はやりがいがあって、収入面も安定している。
でも、心のどこかで変化を求めていたようでした。現状では規制の中でしか動けず、自分の好きなことや想いを自由に発信できる環境ではなかったからです。
ひととおりカードを選んだあと、お客さまは「本当は〇〇したい…でも受け入れられるか、うまくいくか不安…」と口に出しました。
しかし、そう言いながらも、すんなりと「これまで通り」という選択はしませんでした。新しい挑戦をとるべきか、どうしようか迷っているとのこと。「迷っている…ということは、気になっている、心が動いていることの現れなんですね。」と、話しながら気がついたようです。
心の動きに忠実に
わたしは、そこで無理に「〇〇した方が良い」とは伝えませんでした。しかし、お客さまの心の動きが伝わってきたので、自分はどうしたいのか。本当はどう思っているのかに忠実になるように促しました。失敗するかもしれないし、しないかもしれません。でも、挑戦して、変化してみないと分からないことはたくさんあります。失敗したら、その時はその時。腹をくくって新しい挑戦を選んでも良いかもしれません。
自分に嘘はつかない
「嘘つきは泥棒のはじまり」と言われます。これは他人に嘘をつくことを意味していますが、誰よりも、まずは自分に嘘をつかないことです。自分の本音に嘘をつくと、特に結果が思わしくなかったとき必ず後悔します。「ああ、〇〇すれば良かった…」と。自分から自分に向きあう機会を奪うことになるのです。
どんな時でも、まず自分ファーストを心がけると良いと思います。他の誰でもなく、「わたしが心地よい」「わたしが楽しい」ことに軸をおいて選択すれば、必ず一歩でも階段を上がることができます。
思い通りにならなかったとしても、「それも変わろうとした経験」として自分の糧になります。
「これまで通り」から脱却すれば、もっと違う世界が見えてくるのではないでしょうか。
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