セルフカッター、1000円カットへ。
新卒で入った会社を休職して、お暇状態だった私が久々に髪を切りに行ったときのお話。
髪、ワッサーとなっていたのよ。
大学を卒業してから7月まで一切髪を切っていなかったからね。
休職している今、超行けるじゃ~んと思い、7月の終わりに髪を切りに行った。
私は、高校2、3年の頃までひと回り上の元美容師の姉に髪を切ってもらっていた。ただ、姉も実家を離れていたため、次第に自分自身で髪を切るようになった。
いや、美容院なり理容室なり行けよって話ではあるけど、物心ついた頃から姉に切ってもらっていたからか美容院というものに以上な恐怖心を持っていたのだ。
だって、興味もないであろう世間話させられるんでしょ? オシャンな小顔イケメンにダサい小太りが嘲笑われるんでしょ? って思っていたんだもん。んなわけあるかいって、半分ホント。
しかし、社会人になり、ただでさえ怠惰な私は日々に忙殺されて、髪を切りに行くどころか自分で髪を切る余裕もなくなっていた。いつの間にか2ヶ月でお寺の日本人形ばりに髪が伸びてしまった。
休職期間に入り、「無駄に時間があいた今、髪を切らないと本当にただのクソヒッキーじゃん。」と物理的に重い腰を上げて自分で髪を切ることに。
新聞紙を敷いて、手鏡を置いて、伸びに伸び切った髪を切り落とす。落ちてゆく毛先を払う。
「いやいやいや、セルフでこの量は無理でしょう。ってか久々すぎて前髪ミスったわ。」
なにせ私の髪は太い・濃い・漆黒いの三拍子。自分で切るには遅すぎたのよ。それに、前髪だけで一苦労なのにサイドと後ろもってなったらどれだけの時間と労力を費やすことになるだろう。仕方なくセルフカットを諦め、人に切ってもらうことに。
ただ、幼稚園以来美容院や理容室といった類の店に入ったことがないもんで、怖くて怖くて仕方がない。オシャレに無頓着な私はどんな髪型にしたいか、なんてものもない。
そんな時、親に1000円カットでも行ってこいと言われた。正直1000円カットってダサくて、安かろう早かろう悪かろうなイメージがあって、行こうなんて考えてすらいなかった。私のダサさでよく言えたもんだよな。
でも、休職中だしそんなに人と会うわけじゃないから今のうちに試しておく価値があるのでは??なんて考えが浮かんできた。
そんなわけでセルフカッター、1000円カットへ。実際には1200円カットのお店。
平日の昼間に行ったので客は0人。入り口の券売機でお金を入れてボタンをポチっと。出てきたチケットを理容師さんに渡すとカット開始。髪型にあまりこだわりがないから、とりあえず長さだけ伝えて切ってもらった。
特に会話することもなく、黙々と切ってもらった。迷いなく鋏を入れる姿に、ちょっと、ドキッとしちゃった。うそ。
私のカット中にお客さんが3人入ってきた。3人ともおじいさんでちょっぴり恥ずかしい私。すり硝子にうつるホームの人なみ。
12、3分経ち、カット終了。ドライヤーみたいな機械で頭を吸われて完成。
1200円でこのレベルのサービスって、最高。ミスった前髪も直してもらえたし、希望より切りすぎることも無かったし、もっと早く行っておくべきだったなぁ、と後悔。
(7月に書いた日記をほぼそのまま載せました。)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?