君たちの虜。
ピンポーン。
チャイムの音が聞こえる。
待ちに待った、「あれ」が届いた。
「あれ」を注文するのに迷いはなかった。
何故なら、しばらく封印していた胸のときめきを抑えられずにはいられなかったからである。
それが、ついに手元に…
配達のお兄さんが丁寧に届けてくれたものをしっかり受け取る。
(いつもありがとうございます…。)
この配達を受けたのは、2020年7月頃のこと。
「あれ」は日に日にその数が増えてきている。
ミニマリストのプロデューサー(夫)の監査が入る為、一気に増やせないが、少しずつ少しずつ私は収集している。
届くと、いつもワクワクが止まらない。
さて、ここまで引っ張ってすみません。
胸のときめきを抑えられなかった「あれ」とは…
そう、フィギュアです!
知人・友人には公言していることだが、私はフィギュアがとてもスキだ。
特に少年漫画のキャラクター系には目がない。
造形とかじっくり見て、作り込みまで観察してしまう立派なオタクである。
最初からずっとフィギュアを追いかけていたわけではなかった。
むしろ大人になってからである。
きっかけは、遡ること数年前…
今や世界各国でも知らない人はいない国民的漫画
「ONE PIECE」だった。
(尾田栄一郎/【集英社】連載開始:1997年〜)
「ONE PIECE」は高校生の頃に連載が始まってから、ずっと大事な漫画の一つ。
当時、部室で回し読みをしていたのも懐かしい。
アニメも好きで、大人になっても追いかけていたのだった。
その中で、フィギュアを集めるきっかけになった作品がある。
みなさん、劇場版ONE PIECE「STORONG WORLD」(2009年12月公開/東映)を観たことはあるだろうか。
作者の尾田栄一郎さんが恐らく初めて製作総指揮をした映画だ。
この映画の中で、ルフィたちはいつもとは異なった服装で敵陣地に乗り込むシーンがある。それがもうとにかくかっこよくて、何回も巻き戻して観たのを覚えている。
そのシーンを再現できるフィギュアが販売されたのだから、もう大変なことである。
当時は既にプレミアがついているものもあり、なかなか全てを集結するのは難しいことだったけれど、当時夢中になって集めた。
しかし生活環境の変化や引っ越しなど色々あり、あんなに夢中で収集した彼らを私は一度手放すことに…。いわゆる、活動休止期間を余儀なくされた。
あれから数年…。
私はまたフィギュアに対して熱量がムクムクと湧き上がったのだった。
それは、「ONE PIECE」がとうとう最終局面に向かい始めてきたことと、「鬼滅の刃」(吾峠呼世晴/集英社:2016年〜2020年)にハマり始めたことだった。
またフィギュアがある生活をしたら楽しくなりそう…。それから少しずつ好きな作品をチェックしながら、集めるのが趣味になってきている。
鬼滅の刃(もう少しで伊之助も…。)
ONE PIECEのルフィ太郎
FF7のクラウド
僕のヒーローアカデミア
迫力がすごい!
ドラえもんも外せない
BUMP OF CHICKEN×BE@RBRICKもちゃっかり
好きなキャラクターが、今にも動き出しそうな躍動感で目の前にいる。
それを眺めながらお酒を呑むのも楽しくて仕方がない。
(フィギュアに限らず、コレクターの方ならきっと共感してくださるのではないだろうか…)
最近はフィギュアレビューのYouTubeチャンネルで、情報を発信してくださっている方の存在も大きい。
(特に「フィギュ太郎さん」の大ファン。またフィギュアを楽しもう!と、思えるようになった。フィギュアの最新情報についてやゲットする為のポイントなど、新たな発見が見つかっていて大変お世話になっている。)
フィギュアへの真っ直ぐな気持ちと丁寧な解説。毎回更新が待ち遠しい!
ご家族の協力体制にもほっこり。
フィギュアの種類にも色々あって〜…
一番くじのフィギュアは昔はここまでではなかったが〜…
と、語り出すと止まらないし、話がまったく終わりそうもないので今日はこのへんにしておこう…。
ガチャガチャ系のものも好き。
ET.は全部集めることに成功 :)
そんなに集めてどうするの…?
と、疑問に思う人もいるだろう。
でも、こればかりはもう「スキで…ロマンが詰まっていて…」としか言えない。
漫画やアニメにたくさん励まされてきた私は、いつだってそのキャラクターたちはヒーローなのだ。
そのヒーローたちが目の前に形となって現れる。
そして、あの時と同じシーンを彷彿とさせ、日々の心を熱くしてくれる。
そうした小さな心の熱さを保たせてくれているヒーローたちに感謝しながら、私は今日もフィギュア棚を眺めるのだった。